あん摩マッサージ指圧師から

あん摩マッサージ指圧師についてのご紹介します。

みなさんは、あん摩マッサージ指圧師を知っていますか?
整体師や柔道整復師などと混同されがちですが、それぞれ違いがあります。
今回は、あん摩マッサージ指圧師について詳しくお伝えします。
あん摩マッサージ指圧師を身近に感じていただいて、興味を持ってもらえると嬉しいです。

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あん摩マッサージ指圧師ってどんな人?

あん摩マッサージ指圧師は、養成施設で3年以上の教育を受け、国家試験に合格しなければ施術を行うことができない、国から認められたプロです。
本来、肩こりや腰痛など慢性疾患の治療を目的としたマッサージは、あん摩マッサージ指圧師にしか認められていません。

中国から伝わった「按摩(あんま)
西洋からもたらされた「マッサージ
日本発祥の「指圧
という3種類の手技を、基礎から実地まで、みっちりと学びます。


もちろん手技を学ぶ以前に、人体の構造(解剖学や生理学)などの基礎医学知識も勉強します。

つまり、あん摩マッサージ指圧師は、骨格・筋肉・神経・内臓などの人体構造に精通し、凝りや痛みなどの不調を、按摩・マッサージ・指圧という手技で治療する人と言うことができます。
西洋医学と東洋医学を組み合わせて、人間がもつ自然治癒力を高めながら症状を改善していきます。

街中で「マッサージ60分2980円」などと書かれた看板を掲げているお店をよく見かけます。
そこでマッサージしてくれる人が、あん摩マッサージ指圧師の場合もありますし、無資格の人の場合もあります。
いまの日本では、リクラゼーションマッサージやリフレクソロジー、カイロプラクティックなどには法的な資格制度がなく、無資格の経験がない人でも誰でもが行うことができることになっています。

ちなみに「整体師」や「セラピスト」という国家資格名はありません
いわゆる民間資格である、リフレクソロジーやカイロプラクティック、オステオパシーなどのボディ系セラピストを総称して整体師と呼ぶことが多いようです。

無資格の人でも、本当によく勉強していて、技術をもった素晴らしい方々がいる一方で、無資格者による施術事故(骨折など)が数多く起きているという実態もあります。
マッサージ店で施術を受ける時は、信頼できる人に施術してもらうようにしましょう。

参考「柔道整復師とは」
骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などのケガに対し、手術をしない「非観血的療法」によって、整復・固定などの施術を行うことができる、ケガを治す専門家です。
柔道整復師は、あん摩マッサージ指圧師と同じ国家資格です。
接骨院や整骨院の先生やスポーツトレーナーとして働く人が多いようです。

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あん摩マッサージ指圧師になるには?

高校卒業後に、養成講座がある専門学校または大学のいずれかに進み、3年以上の課程を終了する必要があります。
卒業すると、国家試験受験資格が与えられるので、年1回行われる、あん摩マッサージ指圧師国家試験を受験し合格すれば、あん摩マッサージ指圧師になることができます。

あん摩マッサージ指圧師の養成学校の数は少なく、国内に20校しかありません。
あん摩マッサージ指圧師と同時に、鍼師、灸師の受験資格を得られる学校もあります。

大学であん摩マッサージ指圧師受験資格が得られるのは、筑波技術大学のみで、視覚障害者しか入学できません。

「あん摩マッサージ指圧」と「はり」「きゅう」は日本の視覚障害者にとって伝統的な仕事でもあります。晴眼者が視覚障害者の職を脅かすことのないよう、養成学校の数が国によって統制されているのです。

学費については、専門学校の3年間の学費は合計で300万から500万程度が相場です。

私は、あん摩マッサージ指圧師・鍼師・灸師の3療師の資格が得られる専門学校に通いました。関東では一番学費が安いと言われる学校でしたが、学費は450万以上かかりました。
あん摩マッサージ指圧師のみだともう少し割安になるようです。

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どんなところで働いてるの?

あん摩マッサージ指圧師は、医師や歯科医師と同様に「開業権」が認められています。
独立開業することができるので、自分で治療院を開く人も多いです。

治療院に勤める、介護・福祉施設で働くという道もあります。
訪問マッサージという介護事業もあります。
機能訓練指導員にもなれます。

スポーツトレーナーとしてプロ・アマのスポーツチームに入って活躍している人もいます。
ジムなどでパーソナルトレーナーとして働く人もいます。

今後の展望は?

日本は超高齢社会であり、健康ブームも続いています。
あん摩マッサージ指圧師は今後、ますます必要とされる職業のひとつだと思います。

どんなに機械化が進んでも、人の「手当て」にはかなわないことがきっとあると私は信じています。

体験談


私は大学を卒業して10年以上薬剤師として働いた後、鍼灸あん摩マッサージ指圧師になりたくて、専門学校に通いました。
もともと漢方や東洋医学に興味があったこともありますが、2011年の東日本大震災を岩手県で経験して、自分の手指があればどんな状況でも痛みを和らげたり心を落ち着かせるアプローチができる知恵と技術を身につけたいと思ったからです。

私の通った専門学校は、基本的に午前中だけの授業だったので、午後からパートで働きながら3年間勉強しました。


同級生には、男性が多く(男女比8:2くらい)、半数は高校を卒業したばかりの人でした。
他は、
大学のスポーツ学科を卒業してから資格を取るために勉強している人
社会人経験者(前職:キャビンアテンダント、アロマセラピスト、飲食店勤務など)
柔道整復師の人
などおもしろい人たちばかりでした。

2、3年生になると実技の授業も多くなり、ペアを組んでお互いの体で手技練習をします。
勉強や試験は覚えることが多く大変でしたが、友達と協力しあって乗り越えました。
もちろん実技試験もあります。試験前は放課後に残って、友達と遅くまで練習したのを覚えています。

私は、実際に学校で勉強するまでは、あん摩マッサージ指圧師は東洋医学と実技だけを勉強するのだと思っていたのですが、実際は基礎医学分野の解剖学、生理学、公衆衛生学などなどみっちりとカリキュラムが組まれています
特に解剖学は、全身の骨、筋肉、神経など全てについて授業が行われ、試験も多く本当に大変でした。

さいごに


人体構造を熟知し、西洋医学と東洋医学を組み合わせて、人間がもつ自然治癒力を高めながら症状を改善していくことができるあん摩マッサージ指圧師
ぜひ近くの治療院で、素晴らしいあん摩マッサージ指圧師の先生と出会ってください。
あなたの健康のサポートに、必ずや力を貸してくれますよ

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