【作業療法士が教える】高齢者や家族の方必見!:もう転ばない。自宅でできる転倒の予防や工夫をご紹介

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自宅で生活をされている高齢者の方の中には、日常生活において転倒し、ケガをしてしまうケースはとても多いのです。

また、特に一人暮らしをしている高齢者やその家族にとっては、「転んでそこから動けなくなってしまったらどうしよう」という不安があるかもしれません。

実際、転んで倒れていたところを長時間経ってから家族やホームヘルパーなどから発見されるということもめずらしくありません。

滑ると危険!、笑えません

そのような自宅での危険を少しでも減らすべく、今回は自宅でできる転倒予防や工夫をご紹介したいと思います。

大がかりな自宅改修をせずに、手軽に取り入れられる方法が多いので、ぜひ参考にしてみてください。

■高齢者が自宅で転倒する原因になるもの

高齢者が自宅で転倒してしまう原因にはどのようなことがあるのでしょうか。

杖は第3の足
不慣れな段階が一番危ない!

○下肢の筋力が落ちた

高齢になるにつれ、下肢の筋力は次第に衰えていきます。下肢の筋力が衰えてしまうことで、すり足歩行になり、足がうまく上がらず、床で滑ったり、少しの段差でつまづいたり、階段を踏み外したりして転倒しやすくなってしまいます。

○自宅内の居住環境

みなさんの自宅内の居住環境はいかがでしょうか。自宅内に手すりは付いていますか?たくさんの段差、急な階段、ツルツルした滑りやすい床などはありませんか?前の項目で述べたように、下肢の筋力が衰えてきている高齢者にとって、これらの居住環境は転倒を招く要因となります。

○夜中にトイレへ行くことが増えた

高齢になるにつれ、夜間トイレへ行く回数が増える方は多いです。特に夜間は真っ暗で視界が不良になりやすいため、足元の障害物や段差に気づきにくく、転倒しやすくなってしまいます。

■転倒をしないためにできる予防や工夫をご紹介!

ではここで、自宅内での転倒を予防するためにできることをご紹介したいと思います。

○下肢の筋力低下の予防や維持のための運動をする

前で述べたように、高齢者の方は次第に下肢の筋力が低下し衰えてきます。日常生活で下肢の筋力低下を予防・維持するために運動を取り入れてみましょう。

特に手軽にできるウォーキングや散歩を日常的に取り入れることで、下肢筋力の低下予防や維持が可能となります。

○自宅内の環境を整える

自宅内の居住環境を今一度、見直してみましょう。もし転倒につながり兼ねない要因がある場合は、ぜひ以下に挙げる方法を取り入れてみてください。

・段差をなくしたり、手すりをつけたりする

自宅内に段差がある場合は、段差を解消するために、スロープを取り付けましょう。

また、特に転倒が起きやすい玄関、階段、廊下、トイレ、お風呂などに手すりが付いていない場合は、居住環境や自分の生活状況に合わせて手すりの設置を検討してみましょう。

スロープや手すりなどは、ホームセンターや通販でも購入が可能で、簡単に取り付けられるものもたくさんあります。

・床をすべりにくくする

自宅の床はツルツルと滑りやすくなっていませんか。すべりやすい床であるなら、衝撃吸収マットなどを活用しましょう。衝撃吸収マットは床がすべりにくくなる以外にも、硬い床に比べて、転倒した際の衝撃を和らげる効果もあるのでとてもおすすめです。

また、水などの液体を床にこぼした場合は、放置せずにすばやく拭き取り、転倒予防に努めましょう。特に台所や脱衣所の床は濡れていることが多いので、定期的に確認を行いましょう。

・足元を照らす照明をつける

夜間トイレに行くことが多い場合は、寝室の足元やトイレまでの導線に照明を設置しましょう。照明を設置することで足元が照らされ明るくなるため、転倒しづらくなります。照明には、人感センサーライトといった、人の気配を捉えて照らしてくれるものもあります。一晩中電気を付けておく必要がないので、電気代の節約にもなりますね。

■周りの家族の方ができるサポートもあります!

理解して助け合いができるのが人の良いところ。
みんなでその輪を広げていきましょう。

○定期的に様子の確認をしてあげましょう

これは特に一人暮らしの高齢者をもつ家族の方に向けたものとなります。

家族の方にとっても、一人暮らしをしている高齢者はやはり心配になりますよね。もし、近くに住んでいるのならば、定期的に自宅へ様子を見に行ってあげてください。また近くに住んでいない場合は、電話をかけてあげたり、近所の方に様子を見に行ってもらうなどして協力をもらいましょう。これは、家族だけでなく、その高齢者の方にとっても安心できるサポート体制となるはずです。

■まとめ

いかがでしたか。高齢者に多い自宅内での転倒事故は、工夫をすることで転倒の防止、またその悪化を防ぐことが可能となります。そのためにも以下の方法をぜひ取り入れてみてください。

他人同士が補い合えれば良いですよね

・下肢の筋力低下を予防するためにウォーキングなどの運動を取り入れてみる

・スロープや手すり、衝撃吸収マット、照明などを活用して、転倒予防のために自宅の居住環境を整える

・特に一人暮らしの高齢者に対しては、様子の確認を行うなど家族の方のサポートも重要

ほかにも、自宅での生活において不安を抱えている場合は、お住まいの地域の包括支援センターに相談してみましょう。



カテゴリー:その他・予防法, 作業療法士【予防】

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