【医師が教える】新人お母さん見てね:どうすればいいの?赤ちゃんの寝かしつけ(0〜1歳のお子様を持つ方対象)

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「なかなか寝ない」「寝てもすぐ起きてしまう」「ずっと抱っこでつらい」など、ほとんどのママやパパが赤ちゃんの寝かしつけに苦労し、育児における悩みNo.1とも言われています。どうして寝てくれないの?夜泣きで何度も起きるけど大丈夫?そんな質問にお答えします。(女性医師による監修のもとで作成しました)

1.赤ちゃんの睡眠について知っておきたいこと

育児を始める前は、赤ちゃんというとスヤスヤ寝ているイメージを持たれていた方がいらっしゃるかもしれません。でも赤ちゃんは初めからきちんと眠れる訳ではなく、大きくなるにつれ練習しながらだんだん上手に眠れるようになっていきます。例えば、生後3~4か月までは昼と夜の区別が付かず、1~3時間毎に寝ては起き、を繰り返しています。乳児の平均睡眠時間は14時間ほどと言われていますので、1日の中で10時間くらい起きていることになりますね。その後、成長するにつれ昼間に起きている時間が長くなり、1歳前後では1~2回昼寝をするだけとなり夜には計8~11時間眠るようになります。

2.赤ちゃんが寝ない・眠れないのはこんな理由かも?

うまく眠れるようになるまで時間がかかるのはわかったけれど、そうは言っても泣いて寝てくれないのは親にとってもストレス…親も身体を休めたいですし、家事や他にやりたい事がある時に思い通りに寝てくれないのは本当につらいことです。いろいろな方法を試す前に、まずは以下の4つを確認しておきましょう。

・発熱や鼻水、下痢など何か体調不良を示す症状がないか

・おなかが空いていないか(授乳後にはゲップをきちんとさせる)

・おむつが濡れていないか(替えたばかりでもまた濡れていることもあります)

・部屋の温度や着ている服、布団など寝具は快適か(汗をかきすぎていないか)

部屋の温度については神経質になる必要はなく、大人が快適だと感じる温度で大丈夫です。

汗をかきすぎている場合には着替えさせ、掛け布団を少し薄手のものに替えてみましょう(寒くなければ厚手のタオル等でも構いません)。

泣いて眠れない理由として考えられるのは、生後~3か月頃までは空腹・不快、4ヶ月以降はそれらに加え、寂しい・眠い・人見知りや後追いが多いと言われています。泣くことによって抱っこして欲しい、触れ合いたいという感情を伝えようとしているのかもしれませんし、それ以外にもただ単に眠たいというイライラのために泣いているだけかもしれません。

3.~受診エピソード紹介~夜泣きして眠れなくても発達への影響は大丈夫?

相談者:生後6か月の男の子(第1子)を持つお母さん

来院理由:生後4か月頃から夜に5~6時間続けて眠るようになってきたが、2週間ほど前から毎晩、急に起きて何度か泣くように。その度に授乳させ、あやしながら30分~1時間でまた寝つくが、あまりに何度も起きるのでどこか悪いのではと不安に思い来院。

Qどこか悪いんでしょうか?

A.熱もなく、診察した様子からは特に気になることもありません。体重の増えも良いので母乳やミルクも良く飲めているようですね。具合が悪くて泣いている場合には良く飲めず、哺乳している時間が短くなったり吐いたりすることがあるので、そういった場合には注意が必要です。お子さんの場合は特に問題がないので大丈夫ですよ。

Q夜に何度も泣いて起きて、何かストレスでもあるんでしょうか…こんなに寝なくて脳とか発達に影響はないですか?

A泣き続けて寝てくれない時は親も焦ったり泣きたくなったりしますよね。よく泣いたり夜泣きが多かったりするからといって必ずしも心理的なストレスが多い子という訳ではないということもわかっています。睡眠不足は良くありませんが、1日に合わせて14時間以上眠れているようでしたら大丈夫ですよ。夜泣きの多くは一時的なもので成長に伴いおさまっていきますし、将来の発達に影響を与えることもほとんどありません。

Q息子が起きるたびに世話をしなくてはならず、自分もよく眠れずつらくて…夜泣きした時にはどうするのが一番良いでしょうか?

A.生後3か月頃までは単純にお腹が空いたという理由で起きてしまうことも多いのですが、それ以降では親が傍にいることを確認して安心感を得ているという意味もあります。また泣くことで親が構ってくれるのでといった理由もあるでしょう。普段と変わった様子がなければすぐに対応せず、ただ見守ったり、寝たふりをしてみたりして様子を見ても案外おさまる場合があります。寝かしつけや夜泣きへの対処方法は本当に星の数ほどあり、これをやったら絶対うまく行くという方法は残念ながらありません。しかしこの生活がずっと続く訳ではなく、そうこうしている内に息子さんも夜にぐっすり寝て起きることが少なくなってきます。この時期は大変でしょうが、家事がおろそかになっても構わないという気持ちで、昼間など息子さんが寝ている時にお母さんも一緒に寝て身体を休めてください。少し眠ることで心にも余裕が出てきます。無理をしないようにしてくださいね。



カテゴリー:育児, 医師【育児】

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