【看護師から妊娠初期の方へ】妊娠・出産における女性の体の変化

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妊娠・出産は、女性の人生の中で特に大きな体の変化が起こる時期だということはご存じですか?

妊娠・出産で精神的に不安定になる女性も多くいますが、ストレスは胎児や乳児に悪影響を及ぼす場合があります。体の変化に適切に対処するには、正しい知識が必要不可欠です。

「もっと早く知っていれば…」と後悔する前に、正しい知識を身に着けていきましょう。

目次

・妊娠初期とは

・妊娠の初期症状はいつから?

・妊娠の初期症状

・初期症状の原因

・つわり・妊娠悪阻の治療薬

・妊娠初期の胎児

妊娠初期とは

妊娠期間の区分は医学的に、

妊娠初期(15週まで)

妊娠中期(16週から27週)

妊娠後期(28週以降)

に分けられます。

妊娠の週数は、最終月経日からの日数で計算されます。

妊娠初期のうち、妊娠成立から最初の月経予定日までの期間を、妊娠超初期とも呼びますが、これは医学的な区分ではありません。

妊娠の初期症状はいつから?

一般的には、妊娠5週目~6週目に妊娠の初期症状が現れ始めます。ちょうど、生理がおくれて妊娠に気が付いたころに初期症状が現れ始めるのが一般的です。

しかし、妊娠の初期症状が現れる時期は人によって異なります。早ければ妊娠超初期(妊娠4週未満)で始まる場合もありますが、その場合妊娠検査薬に反応が出ないため、ただの体調不良と見分けることが難しくなります。

妊娠の初期症状

妊娠の初期症状とは、いわゆるつわりです。

倦怠感、頭痛、眠気、吐き気、唾液の増加、食欲不振、食事の嗜好の変化、微熱、便秘、腰痛、お腹の張りなどを自覚する人が多いようです。

ただし、これらすべての症状がすべての妊婦に起こるわけではありません。様々な症状が同時に起こる人もいれば、ほとんど症状がない人もいます。また、程度も人によってさまざまで、内容・程度ともに個人差が大きいものです。

初期症状の原因

妊娠初期症状の原因は、医学的にはまだ解明されていません。有力な説としては、妊娠によって自律神経の働きが阻害されることによって妊娠初期症状が起きると考えれらています。

妊娠初期は、ホルモンバランスの変化や胎盤の成熟などの急激な体内環境の変化によって自律神経が乱れやすくなります。それに加えて、妊娠初期は妊娠によるストレスや疲れなどの心因的なものでも自律神経が乱れやすくなります。

妊娠初期は自律神経の乱れが起こりやすい時期であるため、できるだけストレスをためない環境が必要です。

つわり・妊娠悪阻の治療薬

つわりの原因は自律神経の乱れという説が有力ですが、妊娠中の自律神経の乱れを根本的に治療することは不可能です。そのため、つわりの治療に対しては対症療法を行います。

制吐剤:妊娠中に尿中のケトンが陽性になった場合に処方されます。制吐剤は種類が豊富なため、効き目や安全性を考慮して処方されます。

ビタミンB6:ビタミンB6には制吐剤と同様の効果が期待されています。妊娠初期の吐きづわりがひどい場合は、ビタミンB6が豊富に含まれている食材を摂取するとよいでしょう。サプリメントを使用する場合は担当医に用量・用法を相談しましょう。

妊娠初期の胎児

妊娠初期の胎児は、身体の重要な器官の形成が行われています。タバコやアルコール、薬の影響が強く出る時期で、これらの影響により流産や早産、低体重児、先天性異常などのリスクが高まります。

しかし、多くの女性が妊娠に気づく前の妊娠超初期(妊娠4週未満)の時点では器官の形成は始まっておらず、妊婦への投与が禁忌とされている薬の影響はほとんどありません。ただし、リスクが0というわけではないので、妊娠判明前に市販薬を使用してしまい、不安な場合は担当医に相談をしてみましょう。

妊娠初期は、妊娠したことの重圧やつわりで精神的にも身体的にもつらい時期です。しかし、つわりはいつか収まりますし、妊娠したことをポジティブに捉えることのできる時もやってくるはずです。

この時期は無理をすることなく、食べたいものだけを食べていて大丈夫です。

担当医やパートナーとよく話をして、落ち着いて過ごすことのできる環境を整えて妊娠生活に臨みましょう。



カテゴリー:看護師【育児】, 育児

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