【あん摩マッサージ指圧師が経絡とツボで腰痛を癒します!】

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あん摩マッサージ指圧師は、解剖学など西洋医学的知識と経絡やツボ、養生など東洋医学の考えを統合して施術を行います。
生活習慣なども考慮し、どのような状態になりたいか、によって施術方針を決めていきます。

◆あん摩マッサージ指圧師が考える腰痛について

明らかな原因がなく慢性的に腰痛が続く場合、生活習慣を含めた日々の姿勢が影響していることが数多くあります。
痛みを感じている箇所以外の筋肉が凝り固まってしまっていて、そこをかばおうとして腰に負担がかかって腰痛を引き起こしている、なんてことも多くあります。
例えば、お尻の筋肉の凝りから腰痛が引き起こされることもあります。(お尻の筋肉は腰から繋がっているので)

体幹や足の左右バランスの崩れ座り方の癖が原因であることも多いです。

また、女性の生理痛ではお腹だけではなく腰まで痛くなる方がいることからも分かるように、内臓が原因で腰痛を感じる場合もあります。

東洋医学では、「不通即痛(通じざれば、すなわち痛む)」といって、血の巡りが滞ってしまうと痛みが出るという考え方があります。

同じ姿勢を続けていて血流が悪くなると凝りが生じてきます。立ちっぱなし、あるいは座りっぱなしで腰痛が起こってくる場合も、血流の滞りが原因の一つであると考えられます。

◆腰痛、肩こりへのアプローチ

医師が画像検査(レントゲンやCTなど)をしたり血液検査をしたりして診察をし、病状を診断し、薬や手術などで治療するのに対し、
あん摩マッサージ指圧師は、インタビュー(問診)や徒手検査(徒手によって人体中の主要な筋肉の筋力を判定する検査法)などによって原因と思われる病名や状態を推察して、その症状を改善するために主に軟部組織と言われる筋肉や靭帯の循環障害や炎症や浮腫といった可逆的な要素についてアプローチを行なっていきます。

①何が原因で痛みが起こっているのかを考える

まず原因疾患や病状を推察するための問診や徒手検査を行います。
痛い場所だけではなく、その周囲の筋肉や関節の状態、皮膚の温度などをチェックします。

腰痛であれば、どのような時に痛むのか、どの姿勢だと痛みを感じないのかを伺います。また前屈したり後屈したり側屈(脇を伸ばす)してもらったりして、可動域がどれくらいあるかや左右差を見ます。

背中からお尻、太ももあたりの筋肉の状態もチェックして硬くなってしまっている筋肉がないかなどを調べます。
筋肉を触りながら、皮膚温もチェックして冷たくなっている(血が通っていなさそうなところ)がないかも見ていきます。

今の痛みがいつから始まったか、というのも大切なポイントです。
ぎっくり腰のように突然痛みが発生したのか、もしくは徐々に痛みが増してきたのかは原因疾患の鑑別のためにも重要です。

また腰痛以外の症状がないかについてもチェックします。
例えば、背椎間狭窄症の場合、腰痛だけではなく足の痺れも伴います。間欠性跛歩といって、長い時間歩くと腰の痛みや足の痺れが増してきて歩けなくなってしまいますが座って休むと痛みや痺れが改善するという症状が見られます。

そのようなことをインタビューしながら絞り込んでいきます。

②痛みを改善するにはどうすれば良いかを考えて治療する

腰痛の原因がヘルニアだったとして、あん摩マッサージ指圧師は医師のように手術をして椎間板のでっぱりを削って治療をすることはできません。

では、あん摩マッサージ指圧師は何をするかというと、痛みで固まってしまったヘルニア周辺の筋肉をマッサージして緩めます。そうすると筋肉に弾力がもどり痛みが和らぎます。また周囲組織の血流が改善することで栄養や免疫細胞(でっぱってしまった椎間板を食べてくれると言われるマクロファージなど)が患部に届きやすくなり損傷を軽減していってくれると考えられます。

また痛みのある箇所の逆側(対称になっている箇所)など負担のかかっているであろう箇所の筋肉にもアプローチをして体全体としてバランスを整えることもあります。

東洋医学的な施術をするあん摩マッサージ指圧師は、ヘルニアの起こっている箇所から経絡の繋がりを考えて、経絡上のツボに刺激を与えて身体全体を整えていくことで痛みを改善させるという場合もあります。

明日ゴルフに行くから、その前に少しでも腰を楽にしたい、といった場合と、
慢性腰痛でデスクワークが続いていて辛いという場合では、筋肉の緩め方が変わってきます。

患者さんが何を求めているかどういう状態になりたいかによって、刺激量(圧加減)を変えたりします。そこがあん摩マッサージ指圧師の腕の見せ所です。

千差万別と言っていいほど、あん摩マッサージ指圧師によって施術方法の組み合わせや施術方針は異なります。

是非自分に合った治療師を見つけていろいろと相談してみてください。

◆腰痛を実際に改善できたエピソード

週明けに治療院を訪れた男性。
腰まわりが痛むし疲れがとれない、との訴えでした。

普段はデスクワークのお仕事をされている方です。

週末はずっと自宅でテレビを観たり、ゲームをしたりとほとんどの時間をソファーに座って過ごしたそうです。

治療院の待合い椅子に座っていらっしゃる姿を見ると、いわゆる「仙骨座り(坐骨で背骨を真っ直ぐに支えて座るのではなく、お尻のうしろの方(仙骨あたり)で腰掛け、腰から背中が丸まって足を前に放り出すような座り方)」をしていました。


うつ伏せに寝ていただいて体背面の状態をみせていただくと、やはり腰からお尻、太ももの裏の筋肉全体が伸びて凝り固まってしまっていました。

背中や肩、首の方まで凝りが出ています。

そこで、腰周りを中心に、首から足にかけて凝っている筋肉にアプローチをしました。

あん摩マッサージ指圧師は解剖学も勉強しているので、筋肉のつき方や重なり方を考えて繋がっている筋肉に効果的にアプローチします。



施術が終わった後、「腰だけが痛いと思っていたけど、肩や首も凝っていたんだね。首や頭も揉んでもらったおかげで視界もすっきりした気がするよ。」とおっしゃて笑顔で帰られました

✳︎施術を受ける前のご注意✳︎
安静にしていても痛む、痛む箇所が熱をもってしまっているような場合は、あん摩マッサージ指圧の適応外であることがあります。
必ず医師の診断を受けましょう。

✳︎整体師・カイロプラクティック・アロマセラピストに国家資格はなく、業務に関連する民間資格がいくつか存在するのみです。
整体師と混同されることも多く、違いがわかりづらい職種として「柔道整復師」と「あん摩マッサージ指圧師」があげられます。
整体師とこれらの職種の大きな違いは「国家資格が必要か否か」という点です。

この記事はあん摩マッサージ指圧師が執筆いたしました。



カテゴリー:あん摩マッサージ指圧師【痛み】, 痛み

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