【医学部職員が教えたい】なかなか減らない悩み:ダイエットの停滞期はいつまで?

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「ダイエット中、体重が減らなくなったのは停滞期?」

「いつまで続くの?不安!早く痩せたいのに!」

こんな不安な気持ちを抱えていないでしょうか?

停滞期なんて来ないで欲しい。


でも、停滞期を乗りこえないと、体重が減らない。

心が折れそうになりますよね。

解決方法は、停滞期がダイエットの成功に必要なものと理解しましょう

あなたのダイエットが、間違っていない証明になるので、自信がもてます。

自信は、あなたのダイエット継続を大きく助けてくれるのではないでしょうか。

このページでわかるのは

  • みんなの停滞期がどれくらいか
  • 停滞期で体重計の数字が減りにくい理由

停滞期で心が折れてしまいそうなあなたに、この記事を書いています。

停滞期はダイエットの成功へ繋がる過程だと知っていただき、ダイエットを継続して欲しい。

このページがあなたの助けとなれますように。

目次

もくじ

いつまで?【平均2週間~1ヵ月】

2週間から1ヵ月が停滞期の平均期間です。


期間に開きがある理由は、個人差。

どれだけ身体にストレスを与えたかによって、身体が順応(慣れる)するまでの期間が違います。

ダイエットにおける身体へのストレスは、カロリー制限ですよね。

人によってカロリー制限量が違うので、差がでます。

停滞期の体験談

ヤフー知恵袋調べでも、2週間~1ヵ月がおおいですね。

停滞期というのはどのくらいの期間体重に変動がないことを言うんですか?
ダイエットの停滞期
ダイエットの停滞期の抜け出し方を教えてください
停滞期の期間についてなんですが、運動で痩せたのと食事制限で痩せて停滞期になったのでは、停滞期が終わる期間は違うのでしょうか?

参考:yahoo知恵袋

停滞期でダイエットが成功?

停滞期はダイエット成功への第1歩です。


なぜなら、停滞期がおこるのは、身体にストレスがかかっているとき。

つまり、ダイエット中です。

停滞期は、ダイエットに対する身体のリアクションだとおもってください。

身体のリアクションがおこらなければ、ダイエットの刺激は不十分の可能性があります。

停滞期がおこっているあなたの身体は、ダイエットの成功へ踏みだしたばかり。

停滞期が解除されてからは、また痩せやすくなりますので、絶対にここでダイエットを諦めないでくださいね。

なんで停滞期で体重計の数字が減らないの?

【答え:ホメオスタシスのせい】

カロリー制限ができていると、厳密には脂肪や筋肉は減っているんです。


しかし、ダイエット初期と比べて体重の減るペースが落ちるので、体重計の数字は変化しなかったり、増えたりします。


理由は、ホメオスタシスです。

ホメオスタシスによって代謝も落ちるし、水分も蓄積しやすくなります。


その結果、体重計の数字はかわらないんですね。

体重計の数字がかわらないのはダイエット失敗、という考えだと間違いなく心が折れてしまいます。


心が折れないため、停滞期のあなたの身体に何がおこっているのかを知る必要があります。

この項目では、ホメオスタシスが代謝と身体の水分量にあたえる影響を説明していきますね。

ホメオスタシスと代謝

ホメオスタシスとは、身体を一定に保とうとする機能です。


つまり、ダイエットに置きかえると、体重を減らさないようにするんですね。

たとえば、山で遭難した人は何日も食べなくても、生きていられます。


なぜでしょう。

ホメオスタシスが働き、身体の代謝をおとして、カロリー不足を補おうとするからです。

じゃあ痩せられるわけないじゃないか、とおもいませんでしたか?

諦めるのは、はやいですよ。


なぜなら、ホメオスタシスで落ちる代謝は、そこまで大きい値ではないんです。

あくまでカロリー不足を補おうとするだけで、完全に代謝をカットできるわけではありません。

そして、ホメオスタシスは身体がストレスに順応できると解除されるので、代謝が元に戻ります。

ホメオスタシスと水分量

ホメオスタシスによる水分の蓄積が、体重計の数字が減らない大きな原因です。

カロリー制限によって減った水分量を、ホメオスタシスによって水分がでていかないようにするんです。

たとえば、水を飲むだけで太るって、よく聞きませんか?


まさにホメオスタシスです。


身体が水を逃がさないようにするんですね。

カロリー制限しているけど水分を制限した覚えはない、っておもいましたか?

食事にも水分がたくさん含まれています。


つまり、カロリー制限で摂らなかった食事の水分が制限されているので、いつもより身体の水分が足りなくなります。


つまり、水分を制限していないつもりでも、制限されている状態。

ホメオスタシスが働き、水分をでていかないようにするので、水を飲んだだけで体重計の数字が増え、太ったとおもってしまうんです。

水分は体重計の数字に大きく影響しますが、外見には影響が少ないです。

しかもカロリーは0です。

あなたのダイエット目的は、健康やルックス改善ではないでしょうか?

体重計の数字はあくまで目安なので、水分によって上下する数字に振りまわされすぎないようにしましょうね。

内部環境 の恒 常性 の維 持機構 と水電解質異常

参考: 黒川 清 目本内科学会雑誌 第86巻 第10号 ・平成9年 主0月10日

あなただけ停滞期を乗りこえ、ダイエット成功

停滞期を知ると、ダイエットに成功しやすいです。

理由は、停滞期をダイエット成功の一部と認識できるから。

おおくの人は停滞期をよく知らないから、ダイエットに失敗します。

たとえば、停滞期には摂ったカロリーが倍増するという誤解をしている人もいます。

でも、ホメオスタシスには、カロリー増幅機能なんてありません。

上記のような誤解があると、みんな心が折れてしまいやすく、ダイエットに失敗します。

しかし、このページで得た知識により、停滞期はむしろダイエットの成功に必要な過程と理解していただけましたよね。

つまり、体重計の数字が変わらなくても、あなたの身体は変化しています。

体重がかわらなくても、顔が痩せてきたり、おなかがスッキリしているんじゃないでしょうか。

代謝が落ちても、カロリー制限できていれば、脂肪と筋肉が少しづつへるからです。

停滞期に何がおこっているかを知ると、体重計の数字が気にならなくなります。

ほとんどの人が体重計の数字だけを気にするので、心が折れてしまいます。

停滞期を知ったあなたは心が折れにくくなり、ダイエットの成功に関して他大多数の人と比べ何歩もリードしていますよ。



カテゴリー:ダイエット, 医学部教員【ダイエット】

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