エピソード18【バセドウ病苦しんでいる方へ】私は思い切って治療に専念したことで、寛解できました。

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バセドウ病とは

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)は甲状腺ホルモンが過剰に分泌され様々な症状を引き起こす自己免疫疾患です。

代表的な症状(メルゼブルク三徴)は次の3つです。

・眼球突出

・頻脈

・甲状腺の張れ

その他に次のような症状が現れることがあります。

・動悸

・多汗

・食欲増加

・体重減少

・手足の震え

・月経不順

・倦怠感など

バセドウ病を治療しないで放置すると、甲状腺機能が急激に亢進して命が危険に晒されることがあります。

また、きちんと治療されていないと妊娠や抜歯などの小手術にも影響がでます。

しかし、適切に治療すればバセドウ病はよくなります

バセドウ病になって感じる事、私が感じるバセドウ病のイメージ

バセドウ病になるまで、「バセドウ病」とは「目が飛び出す病気」という曖昧なイメージしかありませんでした。

しかし、実際にかかってみると、症状には個人差がありました。

私の場合は代表的な症状(メルゼブルク三徴)は全く現れませんでした。

しかし「体重減少」が最も顕著に現れ、いつの間にか骸骨のような体型になっていました。

筋力も低下し生理も止まりました。

将来家庭を築けないのではないかと落ち込みました。

しかし、治療に専念したことで体重も戻り結婚も妊娠の夢も叶えることができました。

現在の私にとってバセドウ病のイメージは「しっかり治療と向き合えば、健康な自分を取り戻せる病気」です。

バセドウ病の発見

大学4年生の時でした。少食だったはずが、いつの間にか2人前の定食でも満足できなくなっていました。

就職活動や卒業論文と卒業に向けて忙しい日々を送っていたので、「一過性のストレス」だろう、「食べても太らないからラッキー」とのんきに考えていました。

年末に帰省すると家族から「痩せた?」と心配されました。自覚症状はありませんでした。

しかし、体重計に乗ると「39kg」。身長162cmの私からは想像できない値でした。

病院勤務の親せきに相談し、甲状腺疾患を専門とする病院を受診しました。

血液検査に超音波検査、胸部X線に心電図と1日がかりで検査を受けた結果「バセドウ病」と診断されました。

バセドウ病の治療

バセドウ病には主に3つの治療方法があります。

・薬による治療

・放射線による治療(アイソトープ治療)

・手術

バセドウ病は手術で甲状腺を完全に取らない限り再発の可能性は残ります。

そのため、手術の場合は「完治」、それ以外の場合は「寛解(かんかい)」を目標に治療が進められるそうです。

私の場合、診断の結果「薬による治療」を行うことになりました。

治療の経過

治療は1日3錠のメルカゾールの服薬から始まりました。経過は良好で薬の数は徐々に減りました。

しかし、思わぬところに支障がありました。

それは副作用の「肝機能の低下」です。入社1年目でしたが泣く泣くお酒の誘いを断り続けました。

病状がだいぶ落ち着いたころ海外赴任が決まりました。

長期間日本に帰れないため、最大上限の薬処方してもらいました。

海外旅行保険は既往症には適応されないため不安もありました。

ありがたいことに赴任中、病院を受診することにはなりませんでした。

しかし、海外生活が続きストレスもたまっていたのだと思います。

帰国後に検査すると、数値は悪化していました。

また1日3錠のメルカゾールからスタートです。

そして数年後、症状が落ち着いて来たころにまた海外赴任が決まりました。

残念ながら前回同様に帰国後の数値は悪化していました。

いつの間にかバセドウ病と診断されて7年が経っていました。

数値は良くなったり悪くなったりの繰り返しです。

日常生活に支障がないため服薬以外は仕事に没頭していました。

しかし、結婚を機に仕事を減らし治療に専念することにしました。

体重も戻り生理も順調になったころ妊娠が発覚しました。

まだバセドウ病は寛解していません

嬉しい反面お腹の赤ちゃんへの影響を考えると不安になりました。

妊婦はメルカゾールを服用できないためチウラジールに変更しました。

ありがたいことにチウラジールもすぐに効果が確認できました。

しかし、チウラジールの難点「苦味」に苦しむことになりました。

つわりとも相まってベットから起き上がれない日々が続きました。

やむなく仕事も辞めました。

何度も薬を辞めようと思いました。

しかし、お腹の赤ちゃんのためにも我慢して飲み続けました。

治療開始から10年。ついに長い薬との生活が終わりました。

現在は症状は安定し定期的に病院で確認してもらう状況です。

まとめ

今後の目標は、産後も寛解状態を長く続けることです。

出産、子育てと忙しくなると思いますが、ストレスと上手く付き合いながら毎日を大切に過ごしたいと思っています。

同じ病気にかかっている人へのメッセージ

バセドウ病は生活に支障がないことも多く、治療を後回しにする方もいるかもしれません。

しかし、放置していては命が危険に晒されてしまいます。

自分自身を守るために根気よく病気と向き合い寛解を目指しましょう。



カテゴリー:体験談

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