【ep20】長引く咳で苦しんでいる方へ:想定外だった大人になってからの喘息

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

・疾患名:気管支喘息

もくじ

喘息の特徴・病気になって感じること・私が感じる病気のイメージ

私自身、喘息というと子供の病気のイメージがありました。

大人になったから、関係ないよね?

私の家系は喘息の人はいないし、生涯かかることはないだろうと思っていたのです。

でも、その認識は間違いでした。

私は、幼稚園の年中から小学校の低学年くらいまでは風邪を引くと気管支炎を起こすことが多く、ひどい時には肺炎になったこともありました。

成長するにつれて気管支炎や肺炎を起こすことがなくなりましたが、もともとは気管支が弱かったのかも知れません。

それに加えて、私はアレルギー体質であることも喘息の発症と関連していると感じます。

喘息の治療経過(病気の発見→受診→治療→その後の経過)

2015年の春先に風邪の症状があり、市販薬を飲んで様子をみていました。

でも、市販薬を飲んでも咳が続いていたので内科に行くことにしたのです。

内科でも総合感冒薬を処方してもらいましたが、薬を飲んでも咳が続いていました。

私は「何かが違う。普通の風邪とは違うのかも?喉も痛くならないし、いつも風邪を引くと鼻水がもっとでてるな」と思ったのです。

この時点で内科の先生が胸のレントゲンを撮ってくれましたが、異常なし。

今度は、風邪薬の他に痰の切れを良くする薬、吸入薬も追加してくれました。

内科の先生と薬局の薬剤師さんは「風邪をこじらせちゃったかな?」と話していたので、私も「そうかも知れない」くらいに思っていたのです。

でも、やはり咳が長引き、咳をするとヒューヒューと音がしたので内科に行ってみました。

そして、先生から「どんな時に咳がでますか?」と聞かれたので「部屋からベランダにでた時とか温かい飲食物の湯気を吸いこんだ時、朝方にでます」と答えました。

さらに聴診器で胸の音を聴いた後に、その症状と胸の音から喘息と診断されたのです。

そして、体内の酸素濃度が少し低いことが分かり、吸入の処置をしてもらいました。

そしたら、少し身体が楽になったので本当に喘息になったんだと実感しました。

先生からの今後の注意点として、風邪を引いたら、早めに病院に来るように言われています。

まとめ

私の場合は、季節の変わり目(春と秋)に喘息になりやすく、悪化しやすいと感じます。それを避けるために気をつけていることは、以下の6つです。

  • 外出時はマスクをつける
  • 帰宅後は、うがい&手洗い
  • 風邪を引きそうと思ったら、早めに葛根湯を飲んでおく
  • 首、手首、足首を冷やさない(外気温の影響を受けやすく、冷えを感じやすいから)
  • 部屋の掃除&寝具の洗濯をこまめに行う(ホコリなどを溜めないように)
  • 喉を潤しておく(こまめな水分補給・のど飴を舐める)→気管支に入ったウイルスや細菌を排出して、きれいにしてくれる働きがあるから

その他として2つあります。

・ストレス解消法をいくつか見つけておく

・喘息で仕事を休むことになっても落ち込まない

2つめの考え方としては、「今は休むのが仕事。元気になるまで待とう」と思うようにしています。(天野篤先生の言葉を後述)

ストレス解消法は1つでなく、いくつかあると便利です。

私は、ウォーキング・音楽鑑賞・アロマ・読書・ヨガなどを組み合わせています。

ストレス解消法の1つに飲食を加えていない理由は、肥満が喘息の悪化を招きやすいと言われているからです。

飲食は手軽にできるし満足感も得やすいですが、過食しがちになるので「食べること以外で」とマイルールを決めています。

同じ病気にかかっている人へのメッセージ

子供の喘息は男児に多く、大人になってからの喘息は女性に多いのだそうです。

大人になってから喘息になったことで、家事や仕事が思うように進まないこともあります。

気象の変化が大きいと喘息になりやすいので、「風邪を引かないようにしなくちゃ!」と思うのですが、どうしても避けられないこともあるものです。

喘息になったばかりの頃は「あれも、これも、やりたいのにできない」ことが大きなストレスに感じていたことがありました。

でも、ふと頑張り過ぎたり、完璧を求めるからダメなんだな、と思ったのです。

「できる」と「できない」の中間の「できることをやれば良いんじゃない?」と思うと気持ちがすごく楽になりました。

そんな時は、早めにかかりつけの病院に行くようにしています。

2012年に上皇様の心臓の手術で執刀医だった、天野篤先生の言葉に、

「病気は火事と一緒で、ボヤの段階で手を打つのが大事。症状が悪化してからでは、合併症の発生率も死亡率も高くなる」

があります。

この言葉は「本当にそうだ」と思えるので、喘息で休んでいる時に元気をもらえるのです。

「病気が進むのも困る。だったら、今のうちに改善させるのが得策だ」と考え方を切り替え、休養して元気になるのを待てば良いだけ。

極端に偏った思考にならず、「ほどほどで良し」と思うようにすると前を向ける気がします。



カテゴリー:体験談

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