【月経困難症の原因は卵巣嚢腫でした】手術経験をお話します。

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月経困難症?卵巣嚢腫?

「生理のたびにふさぎ込んだり、イライラする。」
「学校や仕事を休まないといけないくらい、生理痛が重い。」
「生理時以外の不正出血が頻繁に起こる。」

月経に関する症状が日常生活に影響を及ぼすほど辛いものを”月経困難症”と呼びます。

月経困難症は、その原因によって2種類に大別されます。

器質性月経困難症と機能性月経困難症

器質性月経困難症…子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫など、直接の原因となる疾患がある場合。
機能性月経困難症…上記のような身体的な疾患はないけれど症状が出る場合。

器質性月経困難症の原因として代表的なものが”子宮内膜症”です。

これは本来ならば子宮内に出来るはずの子宮内膜が、腹膜や卵巣など子宮外の場所に出来たものの事です。
そして子宮内膜が卵巣に出来てしまった場合、卵巣嚢腫と呼ばれます。

器質性月経困難症の原因である子宮内膜症や子宮筋腫は、見つかればすぐに手術というような疾患ではありません。

しかしこの疾患による月経困難症は、とにかく煩わしいの一言だと私は思っています。

症状と特徴

月経困難症の症状は月経前から始まります。

・イライラ・気分の落ち込み・食欲の乱れ

そして月経が始まると

・痛み止めが手放せない月経痛・疾患がない人に比べ多量の経血

れっきとした症状があるのですが、あまり周囲からの理解を得られないことが、この疾患の特徴ではないかと思っています。

男性はもちろん、女性でも症状が無い人からは
「痛み止め飲めば治まるんじゃないの?」と、あまり理解してもらえなかったりします。

月経困難症の実体験

私の場合は卵巣嚢腫があったので、器質性月経困難症でした。

酷い時は頭痛と月経痛で、本当に布団から起き上がれません。
もちろん鎮痛剤も飲みますが、効かない事も多いのです。

それでも、卵巣嚢腫の大きさが3cm程度だったのですぐに手術とはならず、
3ヶ月に1度程度のエコーで腫瘍の大きさを確認する経過観察を1年ほど続けていました。

私がこの症状の中で一番煩わしかったのは不正出血です。
いつ起こるか予測が全く立てられないため、かなり悩まされました。

なので私の場合は1ヶ月に1度というより、1ヶ月の3分の2くらいはだらだらと悩まされる。そんな生活でした。

手術に至るまで

しかしある日の深夜、急激な腹痛に襲われました。

鎮痛剤を飲んでも全く効かない、トイレに行くのがやっとで眠る事も出来ない、今まで感じた事のない痛みでした。

ただ事ではないと思ったので、朝一番で近くにある総合病院の婦人科を受診しました。

予約はとっていないので待ち時間はあるが、状態が状態なので早めに診てもらえるとの事。

病院に来た安心感はあるものの、腹痛は止まず冷や汗も止まりません。座っているのも辛いため、診察まで横になって待たせてもらっていました。

今考えると、救急車をお願いしても良かったと思っています。

診察室に呼ばれるまで、どれぐらいの待ち時間だったかは覚えていません。
痛みで意識がもうろうとし始めていました。

しかし、診察中に先生から「即入院して」と言われたことは覚えています。
「卵巣茎捻転を起こしかけているから、相当痛かったでしょう。もっと早く診察してあげるべきだった、ごめんね。」
と言われ、泣いてしまいました。

言い方は変ですが、痛みが認められたというか、この痛みを訴える事は変な事じゃないんだ。そんな風に思いました。

MRIを撮った結果、茎捻転の起こしかけに加え、腹腔内出血もあり。

「卵巣嚢腫が破裂したのかな?」と思いましたが、腹腔内出血の原因は、本来なら気づかない程度の排卵時の出血が止まらなかったからだろうとの事でした。

昨日夜に比べれば痛みは弱くなってはいたので、2時間程安静にして、痛みと腹腔内出血が今より軽減しなければ緊急手術。
痛みが落ち着くようなら手術は要相談という流れになりました。
幸い痛みは落ち着いてきたので、当日の緊急手術は無し。

そして主治医と今後の予定について話をしました。

先生は
「卵巣嚢腫の大きさ的にはすぐに手術をしなくてもいいけど、嚢腫がある限り今回のような茎捻転のリスクはある。今の嚢腫の大きさなら、手術をするかどうかは本人の希望による。」と。

もちろん、またあの痛みが起こるのは絶対に嫌なので手術を希望。2日後の朝に決定しました。

手術は無事に成功して、卵巣嚢腫はきれいに切除出来たようです。

低用量ピルの服用を開始

そして術後からは、卵巣嚢腫と月経困難症の再発抑制のために低用量ピルの服用が始まりました。

最初こそ少し頭痛が出たのですが、1シート飲み切る頃には、特に煩わしいと思っていた不正出血からは完全に解放されました。
もっと早く飲めば良かったと思っています。

低用量ピルは、合わない人は吐き気や頭痛が抜けない事もあります。
でも、それよりも恐いのは血栓症のリスク。女性ホルモンの一種であるエストロゲンが含まれるため、これは避ける事ができません。

しかし水分摂取をきちんと行い、同じ姿勢が続くと感じた時は、意識的に体を動かすなどで予防出来ます。
そして低用量ピルはいくつか種類があるので、1つのピルが体に合わなくても、他の種類なら吐き気や頭痛が出ない事もあります。

現在、月経困難症はコントロールできています

月経困難症は初産年齢が上がった現代では、女性なら誰でも罹患する可能性のある疾患だと思っています。

月経は大切な体の仕組みなのですが、女性にとっては煩わしい事も多いです。
そしてその症状が日常生活に支障を与えるのであれば、我慢する必要はないと私は思います。

最初から低用量ピルを飲む事に抵抗がある人は、婦人科に相談すれば漢方を処方されるケースもあります。

「婦人科の内診が嫌だ」と思うかもしれませんが、器質性月経困難症の場合は早めに原因を見つけてもらう方がいいです。

私は低用量ピルを服用する事で、今までに無いくらい月経をきちんとコントロール出来ているので、服用して良かったと思っています。

同じような症状で苦しんでいる方は、一度婦人科を受診してみてはどうでしょうか?



カテゴリー:体験談

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