【MRが教えたい】昆布の偏食についての恐怖(健康食品についても触れます)

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今回は偏食がいかに危険な行為であるかを昆布に着目して記事にしました。

はじめに−メディア情報の危険性−

たまにテレビの健康系番組で「〇〇の力」などという特定の食品の栄養価や予防効果などを紹介する事がありますね。

確かにそれを摂る事で様々な効果が期待できるかもしれません。

ただ、その手の番組ではその食品に含まれる成分を摂りすぎる危険性はあまり触れられていない事もあります。

「お茶を飲んで健康に」、「果物をたくさん食べて美しく」などと紹介されています。

お茶はある種の薬の吸収を弱める可能性があります。

果物は脂質異常症の一つ、高トリグリセリド血症(中性脂肪が高い方)の病状を悪化させる可能性があります。

正しい食生活は「バランスの良い食事」です。

偏食によるアンバランスは得られるものは効果だけでなく健康被害も含まれる事もあります。

昆布の食べすぎと健康被害

このようなメディアでたまに「海藻類を積極的に取りましょう」という話があります。

海藻類にはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

また食物繊維が多く、抗酸化物質含まれ、しかも低カロリーです。

確かに美容や健康に役立ちそうですね。

大々的にメディアで取り上げられる理由もわかります。

栄養満点で低カロリーなので理想のダイエット食なのかもしれません。

また、「海藻類で美しい髪を」、「薄毛が気になる方は海藻類を多く摂りましょう」といった情報が流される事もあります。

確かに海藻類には髪の毛の主要構成成分である「ケラチン」というタンパク質を多く含むものもあります。

実際、ケラチンは体内で作れないタンパク質なので食事から摂る必要があります。

一方でこれらの栄養分を摂るだけで髪質が変わるわけではありません。

頭皮環境といわれる毛根などの皮膚のケア、手入れなども重要な要素になります。

にも関わらず、中には海藻類を主食にするくらい積極的に摂ってしまう方がおられます。

海藻類、特に昆布にはヨウ素という成分が豊富に含まれています。

ヨウ素は甲状腺ホルモンの成分です。

甲状腺ホルモン生命維持に必要不可欠なホルモンなので、ヨウ素は積極的に体内に取り込もうとします。

ただあまりにも多量のヨウ素があると、逆に吸収を抑えて甲状腺ホルモンを作らなくする働きがあります。

元気がなくなった、寒さに弱くなった、むくみができるようになった、など思い当たる事はありませんか?

昆布の過剰摂取による甲状腺機能低下症は珍しくありません。

甲状腺ホルモンとは

甲状腺ホルモンは新陳代謝を調整するホルモンです。

多すぎると代謝が高まり、少なすぎると代謝が落ちます。

昆布を摂りすぎて甲状腺ホルモンの産生が落ちると、心身の代謝が落ちます。

精神的には無気力や記憶力の低下がおこり、ぼーっとした感じになります。

認知症と間違えられるような状態です。

身体的には冷え性、むくみ、脈拍低下などがおこり、無月経や肌のかさつきなどもおこってきます。

代謝が落ちるので、当然ながら髪質も悪化します。

良かれと思って食べ過ぎる事が髪質の悪化につながっていきます。

主食のように過剰に偏食するとこのような事がおこりかねません。

ヨウ素は様々な食品に含まれています。

海藻類を使っただし類やヨード卵など、気づきにくいものもあります。

もちろん普通に食べたり積極的に摂る程度でここまでの状態になる事はありません

むしろ適度な甲状腺ホルモンが産生されるので、期待通りの効果があらわれる可能性があります。

なお、甲状腺ホルモンは代謝を高める働きがあるので、一部のダイエット食品などに違法に含まれている事があります。

多分ダイエット効果はあるでしょう。

ただ甲状腺ホルモンは心拍数を高める働きがあるので、多すぎると身体に大きな負担がかかります。

また暑がりになり多汗になるでしょうし、攻撃性やイライラ感もおこってくる可能性があります。

心身のエネルギー消耗が多くなるので疲れやすくなっていきます。

甲状腺ホルモンを含むダイエット食品などが国内の正規ルートで販売される事はありません。

販売されるとすれば、違法な海外医薬品などを販売するwebサイトかもしれません。

非正規ルートでのダイエット食品・薬品の購入は、どれだけ安く効果が高そうで、便利そうでもおすすめしません。

記載されている成分が正しい保障はありません。

健康被害がおこっても全て自己責任です。

また最近話題になったうがい薬にも含まれていますし、原発事故対策で用意されているされている薬もヨウ素が使われています。

これらの薬は指示通りに飲めば十分な効果が期待できます。

逆に指示以上に飲んでも効果は変わりません。

甲状腺機能低下症のような副作用の危険性が高くなるだけです。

さいごに−バランスの重要性−

メディアで紹介している食品などの効果は「もう一品追加するなら」という副食という意味です。

身体に良いと言われるものだけを食べていると思わぬ危険性が潜んでいる事があります。

最も健康によい食事は「バランスの良い食事」です。

バランスを意識した上で気になる栄養素をもう一品加えるという意識が「健康的な食事」と言えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。



カテゴリー:食品, MR【昆布】

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