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・痛風

病気の特徴
此処に書くことは医療的な事ではなく、痛風の症状が出始めた時、食事療法の辛さ、どれだけ痛いのかなど個人的な体験談です。
痛風と言えば贅沢病とも言われていました。
足に症状が出る事が多いのですが、色々な場所にも出るそうです。
足が腫れて激痛に襲われ、歩く事も出来なくなるのですが、私の場合の痛みは足が爆発する感覚でした。
風船が爆発する時の様なバーンと破裂するイメージです。
洗面器に氷を入れて冷やした中に足を入れても熱を持っているので痛みは変わらず激痛で寝る事は出来ませんでした。
病気になって感じた事
始めは、恥ずかしい病気になってしまったと思いました。
周りの人に話をすると必ず贅沢病という言葉が返って来ました。
美味しいものを食べすぎだ、とか暴飲暴食の付けが回ったなど言われ放題でした。
痛風になってみて食事制限の厳しさにも気付かされ、可なり無茶をしていた事も知りました。
此れから痛風になる前のサインについて書いていきたいと思います。
思い当たる人がいれば、発症する前に食事など控えて参考になればと思います。
病気の発見

始めての症状は、旅行に行き宿に付いて近所を散歩しようと旅館の下駄を履いて外に出て歩き始めたのですが、急に右足が痛み出し下駄が履けない程でした。
この時は足をひねったか下駄が合わないか位にしか思いませんでした。
2泊3日の旅行でしたが3日目には痛みも治まり気にもしませんでした。
次に発症したのが、仕事で小さめの長靴を履いていた時に痛み出したのです。
最初の痛みから半年後の事です。
この時点で街の病院に3件程行きましたが、原因が分からずリュウマチだとか捻挫だとか言われました。
勿論血液検査もしていますがこれと言った結論は出ていません。
痛みも無くなり病名も分からずそのままにしていましたが、頻繁に痛みが出る様になりました。
段々周期が短くなってきていました。
薄々は痛風かなと思い始めていましたが、まさか通風になるとは思ってもいなかったです。
そんな時、やり切れないのではないかと思う仕事が入って来ました。
断り切れず引き受けたのですが物凄いストレスを抱えてしまいました。そ
の日は寝て朝起きたら、と言うより痛みで起きたのですが、右足がゴム毬の様に膨らんでいて親指から甲にかけて紫色に変色していました。
痛みが強く、涙が出て来ていました。
自転車の後ろに乗ってタクシー乗り場まで行き大学病院に行き、最初は外科にかかりましたが凄い事になったのです。
大学病院の先生から説明が在り、明日、家族の方を連れてきて来てくださいと言われました。
次の日、呼ばれて病室に行くと「此れはダソ(詳しい病名は分かりません)」と言われて足の切断をしないと腐って来るので家族の方も覚悟をして此れからの事を考えてくださいと言われたのです。
外科の先生が、とりあえず内科の先生にも見てもらいましょうと言われ、その日のうちに内科かを受診しました。
空から神様が降りて来た様でした。
此れは痛風かも知れないので、少し見て見ましょうと。
とても嬉しかったです。
ひょっとしたら切断しなくても良くなったのです。
内科で色々な検査をしました。
MRIや放射線などの結果痛風で間違いがないとの事で、治療が始まったのです。
大学病院の先生が痛風で有名な方で、町医者に診てもらった事が在りますが原因が分かりませんでしたと話すと、痛風は発症している時は尿酸値が下がるので分かりづらいと言っていました。
尿酸値が7mg/dl以上になると注意が必要になります。平均値が3.0~7.0尿酸が尿酸塩結晶になり針の様になり足先に刺さると痛み出すのが痛風だそうです。

私が飲んでいた薬は、
・フェブリック(尿酸産生阻害薬)
・ロキソニン(痛みを抑える薬)
・ユリノーム(尿酸排泄促進剤)
などです。
食事には気を付けました。
プリンタイと言うものが通風には良くなく、特にビールに多く含まれています。

食事についてはかなり制限が在り、何も食べるものが無いと思います。
特にレバー、マグロ、イワシ、明太子、干し物全般、納豆半分、豆腐半分などなど、勿論アルコールも駄目です。
食事療法はかなりきつい物でした。
丸一年間アルコールを辞めていました。
痛風にかかると一生治らないと聞いていたので、病院通いと薬でこのまま症状が出なければ良いと思い、28年間、月に一度血液検査や薬をもらいに通いました。
28年目にして先生からもう来なくても良いでしょうと言われました。
考えて見れば28年間も痛みは出ていないのです。
更に10年未だに痛風の症状は出ていません。
今は何でも食べていてビールも飲んでいますが一度も痛くなったことは在りません。完治しているのだと思っています。
現在痛みが頻繁に出始めている人は要注意です。
原因不明で足か痛くなり3日、4日で治ってしまう症状も注意しなければいけません。
食事は腹八分目、アルコールはビールを控えてウイスキーに変えるなど痛風になる前から意識して注意してみてください。
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