【ep37】B型肝炎を患った体験談【黄疸に注意】

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B型肝炎発症時の様子

私が中学生の時に罹った、B型肝炎の話です。

間もなく古希間近ですから半世紀位前の事になりますが、それが初めての大きな病気であり、今でも記憶は鮮明にあります。

夏休みの事でした、いつものように近くの川で泳いでいて、なぜか非常に疲れるようになりました。

川の中央部に大きな岩があり、岸から20~30メートルくらいの距離だったと記憶しています。

最後に岩まで往復していましたが、それが非常に苦しく体が重く感じられ、なかなか進みませんでした。


家に帰ると、そのまま横になって眠ってしまい、夕方帰ってきた母に起こされるという事が続きました。


その内に、体のだるさと共に手のひらが黄色くなってきました。

普段でしたら手を握ると赤身が一瞬白くなり、すぐに元の赤身に戻ります。

ところが、その時は握るとより黄色くなり、それがかなり長い時間元に戻りませんでした。


手のひらだけでなく、体全体が黄色くなっており両親が気づきました。

最初に目の中の白い部分が黄色くなりますので、周りの人は気が付き易いと思います。

健康体と黄疸との比較


黄疸だろうから医者に診てもらえとのことで内科を受診しました。


結果は黄疸との診断、1ケ月程度の自宅療養を言い渡されました。
軽い運動は良いが家で服薬と静養をしなさいとの事でした。


それからの毎日は、食欲は少し落ちていましたが普通の生活はできました。

午前中はラジオを聴き、勉強をする。
午後は読書や勉強の他、軽い散歩と家事を少しといったところです。


山間部の農家ですから、五右衛門風呂の風呂焚きや庭の草むしり、飼っている農耕用の牛に池から水を汲んできて飲ませたり餌をやる等、体に丁度の軽い運動でした。


処方された薬の他に、川で採ってきたシジミと木の皮の煎じ薬も飲まされました。

所謂民間療法でしょう。

何が効いたかわかりませんが1ケ月の静養で完治しました。

B型肝炎と判明するまで

ところでこの記事のタイトルは「B型肝炎」ですが、医師からの診断は黄疸です。
これにはそれなりの訳があります。


当時は昭和40年代前半ですが、まだB型肝炎という病名は無かったか、若しくは一般ではなかったと思います。

そのためB型肝炎とは診断されず、黄疸という病名になっていました。


黄疸は胆嚢や肝臓の病気で赤血球の多量破壊がおき、胆汁色素が多く分泌されその色素の色で全身が黄色く染まり、元の病気の影響で全身の倦怠感や食欲不振等が起こるようです。


B型肝炎とわかったのは平成10年頃ですから、発症から半世紀が経っています。


きっかけは40歳頃から毎年受けていた人間ドックと、年に1~2回していた献血です。


人間ドックでは、医師の問診があり過去の病歴もチェックされます。

40歳代後半からでしょうか「元の病気は何でしたか」と聴かれることが出てきました。
何回か続くと理解できました。


通常黄疸は、肝臓疾患等に付随して発症するものだという事です。
ここで昔患った病気は黄疸ではなかったのでは、と思うようになりました。


B型肝炎にたどり着いたのは、55歳頃に献血をした時でした。

30歳頃から毎年1~2回のペースで献血をしていましたので、累計で50回位になっていたでしょう。


献血から2週間くらい後に、血液センターからハガキが届きました。
初めての事であり驚きましたが、内容は以下のようなものでした。


『あなたの血液には、B型肝炎ウイルスの抗体が検出された。
B型肝炎ウイルスは検出されないので当面の健康面への不安は無いものと思われる。
ただ国の規則によりあなたの血液は使用できないので廃棄する。
今後の献血・輸血はお断りする。』


内容は理解できました。

長年の疑問もすっきり解消しましたが、これが今でもウイルスが存在していたらどうなるのか、という気持ちは当然ありました。


また、多分予防接種の注射針の回し打ちが原因でしょうから、誰か元の人が居て、感染した者もいるだろうということです。


職場の釣り仲間で、定年前にC型肝炎によるガンを発症し短期で亡くなった者もいたので、肝炎検査は受けていましたが指摘はありませんでした。

ウイルスの有無のみチェックしているのかとも思いますが、そこは承知していません。

B型肝炎と知った後


肝炎ウイルスの知識が身に着くと、関連の情報も気付くようになります。
ウイキぺデイアによると政府は1948年に注射針の回し打ちの危険性を認識していたようです。

ただ対応したのは1988年からであり、この間40年間対策を放置していたことになります。


このため、一定の条件の下で救済対策を決定し実行しています。

弁護士が窓口になって対応をしておりテレビCM等も流れているので、思い当たる節のある方は確認されると良いでしょう。


私も確認の電話をしてみましたが多分対象外との事でした。
条件は『B型肝炎ウイルスのキャリア(持続感染者)であること』であり、抗体の存在のみでは対象にならないようです。

心配があればぜひ検査を


因みに日本でのB型肝炎キャリアは凡そ150万人とのことです。
最近は治療方法も予防法も随分進んでいるようです。


B型肝炎は血液、体液で感染するとのことです。
具体的には注射針の回し打ち輸血母子感染性行為が主な項目です。


1986年からは母子感染の対策も講じられているとのことであり、個人で気を付けるのは性行為による感染でしょう、

ウイルスに感染した人の5%程度が、肝硬変から肝がんに進行するとのことです。


人間ドックの肝炎検査は、B型・C型共にオプション3千円位であり、ぜひ一度は受けておくと良いでしょう。



カテゴリー:体験談

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