【作業療法士】本当に効くストレス発散法【お勧め5選】

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

近年は「ストレス社会」といわれるほど、ストレスを抱えやすい時代になっています。

テクノロジーが発展し、豊かになった反面、競争社会や人間関係など別のストレスを感じやすくなっているからです。

さらに収まりかけたと思われた、コロナウイルスが再び猛威を振るっているため、日常生活にさまざまな制限がかかっていますよね。

先行きが見えない生活で希望がもてない人もいるでしょう。

今回はそんなストレスを抱えた方に向け、現役の精神科作業療法士として働いている僕が「本当に効くストレス発散法5選」をご紹介したいと思います。

この5つのストレス発散法は、数あるストレス発散法のなかで僕が「これは特に効果が高かった!」と実感したものだけを厳選したので、再現性は高いと思います。

もくじ

ストレス発散の重要性

みなさんは「なぜストレスの発散が重要なのか」を考えたことがあるでしょうか。

ちなみに「ストレスは完全に防ぐことができないから」というのが僕の考えです。

ストレスを抱えにくいマインドを持つ、ストレスを軽減できるように工夫をする、などストレスを予防する方法はあります。

しかし、ストレスを完全になくす、というのはどうあがいても無理な話です。

ストレスの原因というのは無数にあり、しかもコントロールできないものが多いからです。

今回のコロナウイルスのような急激な環境の変化、仕事のスケジュールなどもそうですよね

特に人間関係とストレスは切っても切り離せません。

他人は自分の期待通りに動いてくれるわけではないですし、なぜそんな言動をするのだろう、とイラっとすることも多いですよね。

とはいえ、どうしようもない環境の変化もありますし、人はひとりでは生きていけません。

つまり、人は多少のストレスとは、ともに生きていくしかないのです。

かといってストレスをため込みすぎると、いずれガタがきてしまいます。

そこで重要になるのが、正しいストレスの発散法というわけです。

水が急激に溜まったダムは決壊してしまいます。

決壊を防ぐためにはしっかりと放流をする必要がありますよね。

それと同じように、溜まりすぎたストレスは正しい方法で発散する必要があります。

最高のコンディションで毎日を過ごすためにも、正しいストレスの発散法を知っておきましょう。

正しいストレスの発散法

運動をする

作業療法士として患者様と関わるときは、運動を治療に取り入れることが多いです。

筋肉や関節が衰退しないように、という目的もありますが、ストレス発散や心を安定させる、などの効果も期待できるからです。

運動をすることでセロトニンというホルモンが分泌されます。

セロトニンは別名「幸せホルモン」ともいわれており、爽快感や落ち着きを感じる、という効果があるのです。

さらに、運動をすることで心地よい疲労感を感じるため、夜は質の高い睡眠をとることができます。

睡眠不足はストレスをため込む大きな原因となるため、まさに一石二鳥ですね。

質の高い睡眠をとる

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人の脳は一日中活動しているため、休まるときがありません。

そんな脳の疲れをリセットしてくれるのが、睡眠です。

質の低い、浅い睡眠しかとれない場合「疲れのリセット」ができません。

すると、前日の疲れを翌日に持ち越してしまい、いつも通りのパフォーマンスを発揮できずにストレスを感じることになってしまいます。

疲れているときほど、早い時間に就寝し、疲れをリセットすのが賢明だといえます。

趣味を楽しむ

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自分の好きなこと、趣味を楽しむことはストレスの発散につながります。

趣味に打ち込んでいるとき、人は一種の瞑想状態となります。

何かに没頭しているときは、仕事や人間関係など、ストレスの元となるものを遠ざけることができているため、これが瞑想に近い状態になっているのです。

ちなみに、打ち込めるほど好きなことがない、という方は「暇をつぶせるくらいの趣味」でもOKです。

たまにはストレスから解放されて脳をリフレッシュさせてあげましょう。

ストレスを人に話す

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自分が抱えているモヤモヤ、ストレスを信頼できる友人などに話してみましょう。

自分のストレスを話し、聞いてもらうことでストレスが発散されます。

これを心の浄化作用(カタルシス)というのですが、作業療法士として患者様と関わるときに、悩みを共有するだけで患者さんの表情が和らいでいく様子を見て、効果の大きさを実感しています。

僕自身嫌なことがあれば友達に話をきいてもらっていますが、なんというか、自分の中の毒が抜けていくような感覚になるんですよね。

ひとりでは抱えきれない悩みは、近しい人に話してストレスを発散しましょう。

部屋を掃除する

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ストレスを抱えているとき、モヤモヤしているとき、部屋を見渡してみてください。

いつもより部屋が散らかっていることが多いのではないでしょうか。

心が部屋に影響を与えるように、部屋は心に影響を与えるのです。 

ストレスが溜まっているときに、部屋がごちゃついていると、それを見てさらにストレスを感じてしまいますよね。

掃除にはさまざまなストレス発散の要素があります。

がんばった分だけ成果が目に見える、自信がつく、部屋がすっきりすることで心がスッキリする、からだを動かすいい機会になる、など。

心と環境は表裏一体です。

自分の周りの環境を整えるというのは、わりとカンタンなので、まずは環境からスッキリさせるのもいよいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は本当に効果のあるストレス発散方法をご紹介しました。

今日からはじめられるものばかりなので、疲れを感じている方、ストレスをため込んでしまっている方はさっそく取り組んでみてはいかがでしょう。

どれか一つだけを実行するのではなく、より多くの項目を実行することでより大きな効果があると思いますよ。

ライター名(ランサーズ名):あきら (juujin4)

<経 歴>

2018年、作業療法士免許(高度専門士)取得。

精神科作業療法士として3年目を迎える。

「退院してからも役立つ作業療法を」がモットー。



カテゴリー:ストレス, 作業療法士【ストレス】

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