【ep 73】大腸憩室出血【診断結果が届いたその日に救急車で運ばれる!】

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

私は毎年人間ドックを受けています。
年齢のせいもあり、要観察ぐらいはたまにあるのですが、それ以上で引っかかることは今までありませんでした。

そんな私が、まさか救急車で緊急入院になってしまうとは…

この記事は普段から健康診断を受けていて異常がなかったのにも拘らず、突然の下血で意識を失い、緊急入院に至った50代の主婦の体験談です。

なんだかおかしい!便の様子がいつもと違う

今回も1ヶ月前に人間ドックを受けていたこともあり、そろそろ結果が来る頃だなと思っていました。

実は、その日から遡ること数日前に気になることがありました。
明らかに色のおかしい便が出たのです。
トイレに行き、流す前になんとなく見たら「あれ?なんか変な色をしているな」と驚いた覚えがあります。
赤でもなく、なんかどす黒いような、とにかく普段の色とは明らかに違ったのです。

その時はびっくりしたぐらいで、調子も特に悪くなかったので『また同じような便が出たら考えよう』と思っていました。

そして、その2日後に赤黒い便が再度出てしまいました。
そこで初めて「やばいかも!?」と感じました。

まず初めに、生命保険の健康相談に電話をしました。
「病院に受診した方がいいですか?」と聞いたところ、「すぐに病院に行ってくださいとしか言いようがありません」とおっしゃいました。

そこで、明後日ちょうど休みだったので病院に行こうと予定を立てました。

状態が悪化していくまでの経緯

その翌日、赤黒い便は相変わらずでてしまっていました。
主人に「やっぱり明日病院に行ってくるね。」と話し、問診をスムーズに出来るよう念の為トイレの中の写真を撮っておきました。

その後すぐ調子が悪くなってしまい、少し横になりました。
今から思うと貧血になっていたのだと思います。

そのうちお腹が痛くなってきて、トイレに駆け込みました。
出たのは血便ではなく、大量の血でした。
下血は止まらず、気が遠くなって行くのを感じました。

やっとの思いでトイレの扉をバンと開け手で一度叩き、そのまま気を失ったようです。

気づいたら緊急隊員の方に担がれていました。
担架に乗せられ、救急車へ。
意識は戻ってきていましたので、病院へ向かう間聞かれた質問にはしっかり答えることができていました。
先程の写真も役に立ったようです。

緊急入院、判明した病名

病院につくと、そのまま緊急MR検査を受けました。
その時点で、原因は胃ではなく腸ではないかということがわかりました。
その後、胃カメラ内視鏡カメラをして 大腸憩室出血だということがわかりました。

そのまま緊急入院をすることになり、処置として安定してからクリップ止血術をしました。

大腸憩室出血とは

大腸憩室出血とは、大腸憩室を走行する直動脈が突然裂けて出血をきたします。
通常は腹痛は生じません。
自然に止血することもありますが、大量出血し、輸血や内視鏡的止血術、カテーテル塞栓術、外科手術が必要となる場合があります。

治療経過

入院の間は手術までは何も食べれず点滴のみで、その後も流動食でした。

味付けも本当に淡白なものばかりで、一歳の孫の離乳食よりも寂しいものでした。
しかし、我慢した甲斐あって手術後の経過も良好で、緊急入院して6日目に退院できました。

ただ、内視鏡カメラはとてもつらかったです。
相部屋にいた60代の奥さんも緊急に内視鏡検査をされたそうですが、「あれが辛くてもうやりたくない」とおっしゃっていました。
全く同感です。
それに比べ、同じ時期に受けた胃カメラは「ヘ」とも思いませんでした。

原因と思い当たること

 思い起こせば 遡ること1ヶ月前くらいからなんだかお腹が張るなっていうことが増えていました。
ただ痛みもなく何の症状もなく、なんかお腹がパンパンになってた感じです。
ガスが溜まってる感じと言うのがしっくりきます。

でも 体重も増えてきていたので「太ったんだな・・」ぐらいにしか思っていませんでした。
後で聞くとお嫁さんが「お義母さん、最近お腹太ってきたな」とは思っていたそうです。

更に、今思うとおならも異様に出ていました。
今まで無いほどにおならがよく出て、主人にも注意されていました。

この病気になる原因は便秘が多いと聞きましたが、
割と快便の方なのでそれはちょっと思い当たりませんでした。

医師に「ストレスはありませんでしたか?」と聞かれましたが、その時には特に思い当たることがありませんでした。
しかし、よくよく思い起こしてみると、原因と思われる出来事はありました。

ちょうど緊急入院した20日ほど前から わたしは新しい仕事を始めていました。
当初は週2回の勤務だったはずなのに、初日から職場の方のご家族の訃報で、突然毎日の勤務となりました。
久しぶりの仕事で毎日フルタイムの勤務になり、ストレスを感じてしまっていたようです。

調子が悪かったのはそれよりも1ヶ月ほどから前でしたが、その出来事が引き金になったことは間違いないと思います。
身体って正直ですね。

まとめ

今後は、3年毎に経過観察で内視鏡検査を受けることになっています。

大腸憩室出血は再発の可能性もあるので、検査をしっかり受けつつ、日頃から便通のコントロールに気を付けることが大切とのことです。

今回は結果的に大腸憩室出血でしたが、病院に運ばれた時点で「もしかしたら癌かもしれない」と思いました。
恐ろしく感じ、もう手遅れかもと脳裏をよぎりました。

子供の顔を思い浮かべ「ああ母親としての役目を全部できなかった」と思いましたし、同時に「孫の成長も見れないのか・・・」とも思いました。
母も泣いていたそうですし、家族全員ほんとうに心配していました。

特に私は日頃から健康には気をつけて運動も欠かさないし、健康診断も受けているし、元気だったから尚更です。

身体の状態は常に変化していて、わずかな異変でも気を付けて早く対処しなくてはいけないと教訓になりました。

同じような症状のある方へのメッセージ

現在お腹がなんだか張っていると思われる方は、自分の排便時に便を確認してみるようにしてください。
そこに血がたくさん混ざったりしていると異常です。

また、血便が出た時点で間違いなく異常なので、すぐに病院に行ってください。
様子を見るなんてことは考えずにすぐに行ってください。

私の場合は、倒れたときに家族がいて気づいてくれたからなんとかなりました。
でも、もし気を失った時に自分だけだったらと思うと恐ろしくなります。

事実、先日美容院でその話をしているとお客さんでそういう方がいらっしゃったと言っていました。
その方は一人暮らしで死ぬかと思ったらしいです。
出血中に運転されたのだとか。ひぃ~~

私は便器の上で座ったまま気を失ったのですが、
もし倒れていて打ち所が悪かったらと思うと…
本当に今頃この世にはいなかったかもしれません。

また、『人間ドックにかかっているから』『健康診断を受けているから』と自分の健康を過信せず 、日頃から「あれ?」と思うことがあれば気にかけるようにしていてください。

私の場合も、「健康診断を受けているから健康なはず」と思い込んでいました。
大腸がん検診もしていましたが、1ヶ月で身体の状態は変わるということがよくわかりました。

みなさんも上記の症状に思い当たる節があれば 早めに病院を受診してください。
「わたしだけは大丈夫」は絶対にないのです。



カテゴリー:体験談

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