【ep86】原因不明の病の正体【ep61の解答編】

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

私は1年以上の間、肩の激痛と徐々に両腕が麻痺して来る病気に悩まされてました。

1年以上色んな病院に行きレントゲン・MRIを撮ったのですが異常がなく、医師が「何故痛くて麻痺してるんだろうね?」と首を傾げて逆に患者の私に聞いて来るぐらいでしたから、どうしたら良いか分かりません。

強い痛み止めの薬や炎症止めの湿布を3ヶ月分処方してもらっても、どちらも効果はありませんでした。
痛みは治るどころか増すばかりで、両肩から両腕と両手まで痛みと麻痺が酷いのです。

詳しくは、こちらの記事にまとめてあります。

前回はそこに至るまでの体験談でしたが、今回はついにその答えが判明したのでお伝えしたいと思います。

症状の様子

実は腕が麻痺するのはこれで2回目で、1回目は交通事故で負ったことがあります。

人の目が無い場所でひき逃げにあい、両腕を引きずられてしまったために負った傷ですが、幸いにも頭は無傷だったので警察にも「こんな状態で頭が無傷なのは奇跡ですよ」と言われたのを覚えています。

当時は酷く神経をやられたので痛みすら感じなかったのですが、頭部は無傷だったこともあり怪我自体は全治1年で後遺症もなく、傷跡は残りましたが神経も無事回復出来ました。

そして今回、2回目の病気は事故の時とは違い麻痺の進行が早く痛覚だけがあり、また異常に敏感なのです。

整形外科リュウマチ科神経科など様々病院を訪ねましたが原因が分からず、痛みで3日間くらいほとんど眠れない時もありました。
強い痛みで精神的にもボロボロで仕事にも支障が出てしまったので、心療内科も受診して精神安定剤と睡眠薬を処方してもらいました。

病院の痛み止めが効かないのであれば、精神安定剤と睡眠薬に頼って眠るしかないと思ったのですが、薬が効いて眠れる日もあれば、痛みが酷くて眠れない日もあり耐えるので精一杯でした。

原因の判明と詳細

そんな時、私の母親が「膝を骨折したり、肩にカルシウムが溜まり石膏のように硬くなった時にお世話になった整形外科病院の先生は凄く良かったよ。腕の良い先生だから、遠くから来る患者さんも多いから待たされることもあるけど、そこなら分かるかもしれないよ。」と、私を心配して教えてくれました。

さっそくその整形外科へ朝早くから行ってみたら、話の通りすごく混んでいました。
受付をすると、診察の前に看護師さんのカウンセリングを受けるようにと言われました。

看護師さんには今まで行った病院全てで原因不明だと言われた事や、私の持病、痛みで心療内科で精神安定剤や睡眠薬の事、他の病院の痛み止めが全く効かない事など全てを話しました。

一通り話し終えると、次にレントゲン首と肩のMRIを撮らせて下さいと言われ、順に検査を受けることになりました。
今までの病院でも同じように検査を受けた結果『原因不明』と言われてきたので、心の中では「またか……」という思いに襲われていました。

レントゲンとMRIを撮った後、検査結果を聞くために診察室へ通されました。
母からの紹介だったので話すと感じ良く受け答えをしてくれたので、凄く良い先生だと思いました。

先生はさっそくレントゲンを見ながら説明を始めてくれて「首と肩はとても綺麗ですね、骨などには異常は見られません」と言い、次にMRIの首の断面図をずらしながら見せてくれました。
首のMRIも「首も綺麗で問題がないです」と言われ、ここまでは他の病院と同じでした。

他と違ったのは、肩のMRIの説明を受けた時です。

肩のMRIを見ながら「表面的に見たらなんともない綺麗な筋肉です」と、いくつもの画像を見せてくれましたが、とある画像で先生が止めました。

先生は「これは何か分かりますか?これは骨と筋肉の間に炎症が起こり、水が溜まり続けている状態です。肩の腱が炎症して硬直しているのです。」と、今まで聞いたことのない状態を説明してくれました。

また「通常は肩の中でこれほど強い炎症と水が溜まれば、もっと腫れあがって大変なことになっています。しかし、見た目は普通でなんともない状態です。それでも激痛と麻痺が起こっているということは、筋肉が異常なほど硬直しているのです。」と更に詳しく説明してくれました。

問診の情報も照らし合わせた結果、原因は前職で10年ほど続けていたビール樽の運搬業務だと先生は言われました。
どちらかと言うと細身の体形で40代にはきつい作業を10年も続けてきたことが原因だと分かり、仕事の代償がコレかと思うと辛すぎてたまらなくなりました。

起きている症状の名前

⚫︎滑液包炎
 骨と筋肉の炎症と水が溜まり続けます。

⚫︎肩腱板炎症と硬直
 炎症と硬直で肩腕が動かない

⚫︎筋肉の硬直
 肩こりのレベルではない程にガチガチしかも全身がだそうです。

この3つの合併型の呼び名はなく、珍しいそうです。
だから他の医師は原因不明といってたのかも知れません。

本来は腫れるはずが、筋肉の硬直によって全てが圧縮され肩の神経も押し潰されていたことが、肩腕の激痛や麻痺の原因でした。
下は当時の肩の写真ですが、外見では全く分かりません。

※絆創膏は神経の注射部分です。外見からは分からず肩の中で神経、血管、筋肉、炎症、水が圧縮してる状態で、触ると筋肉が異常に硬いです。

治療の様子

治療法は主に注射リハビリです。

注射は先生が週に1度、右肩に1本と左肩に2本、神経に直接打ってくれます。
注射自体は痛くないですが、圧縮状態になっている場所に薬と麻酔を入れていくため、中から破裂するような痛みを感じます。

リハビリは週に2回受けます。
まずは全身マッサージで、筋肉の硬直が全身に広がっているので、このまま歳をとった場合には、腰・足・背中・首・肩にまた同じ事や違う病気になる可能性もあるらしいです。
そしてマッサージが終わったら電気療法です。
しかし電気を流しても神経が働いてないので腕はピクリとも動きません。
コレも気長にするしかありません。

先生が言うにはかなり長期治療になると言う事で、痛みはだいぶ取れてきましたが未だに動かすと激痛が走ります。
握力も力が出ないため動かず、使わないと筋力が落ちてこないか心配です。

1番辛いのは雨や曇りの日で、痛みが倍増します。
また、昔の事故の古傷も痛むので、雨の日は家の中でジッと引きこもってます。

取り敢えずはまだ完治してませんが、先生や病院の皆さんには感謝しかないです。

まとめ

今回、病気は1つだけではなく2つ、3つ重なって来る場合がある事が分かりました。

合併症となると、中々正確な病名を判別することが難しくなるので、根気強く自分に合う病院を見つけておく事も重要だと感じました。



カテゴリー:体験談

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パッチングワーカー

興味深く読ませて頂きました。原因が分かって良かったですね。妻も痛みの原因がわからないので他人事ではなくて。
情報発信に感謝いたします。

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