【ep96】PMSと漢方【信頼できる医師と出会い回復へ】

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PMSの症状

私は元々、生理が軽い体質でした。
20代前半の頃は、生理1日目~2日目でも泊りで遊園地に行ったり、日帰りで江の島に行って歩き回ったり、生理の有無に関わらずとにかくアクティブな生活を送っていました。

変化があったのは、25歳を超えた頃の事です。
生理開始7日程前から、フェイスラインに吹き出物が出来たり、頭痛がしたり、やたらとイライラするようになりました。

当時私は接客業に励み、お客様に対して毎日親切な対応を心掛けてきました。
毎日のようにご指名のお客様を対応する忙しくも楽しい日々を送っていました。

しかし生理前になると、一つの商品に対し何回も同じ質問を繰り返すお客様がいると強い口調で注意してしまったり、精神のコントロールができなくなってきました。
仕事をさぼりがちな上司に対して歯向かってしまったり、自分の家族や恋人に対しても当たるようになってしまいました。

症状はそれだけではなく、テレビで暗いニュースを放送しているのを見てしまうと途端に落ち込んだり、SNSなどでネガティブな意見や出来事を見ると気持ちの切り替えができなくなったり、日常の些細なことで強い不安を感じるようになりました。

丁度その頃、私は子宮にできた子宮内膜ポリープの経過観察中で、半年に1回必ず婦人科で定期健診を受けていました。
その為、生理前の不調をまずはかかりつけの婦人科で相談しようと思い受診しました。

病院での診断と経過

婦人科の医師からは月経前症候群月経困難症、いわゆるPMSだと診断を受け「まずは漢方の半夏厚朴湯をしばらく試しましょうか」と言われました。

半夏厚朴湯を2週間ほど飲み続けた頃、わずかに精神がホッとするような感覚がありました。

しかし、生理前特有の苛立ちには効果を感じませんでした。
幸い、胃の弱い私でもこの漢方は胃痛を起こさなかったので、その後も飲み続けましたが、それ以上の変化はありませんでした。

その後、年齢と共に生理前に感じる苛立ちや不安感が今まで以上に強くなりました。
この時も定期健診をしている婦人科で再度相談をしました。
今回は症状が強かったので、子宮けい癌検査や、経膣エコーで子宮や卵巣の様子をしっかり調べて貰い、他の病ではないことを確認しました。

臓器に異常が無いことから、婦人科の医師に「低用量ピルを試しませんか」と勧められました。
しかし当時、私は妊活中で子宮内膜ポリープも切除手術をした直後でした。
子宮内膜ポリープは再発率が高いものの、切除後は妊娠率が上がると言われています。
タイミング的にも、ピルの使用を断念せざるを得ませんでした。
この時、漢方薬の見直しは無く「生理前は無理しないように」とだけ医師から言われて、診察が終わってしまいました。

治療に向けて試したこと

他に、自分で出来ることが何か無いかと考え、体質改善を目指した私は銭湯や鍼へ通い体を温め食べ物も今まで以上に気を遣い、毎食自炊を続けました。
そして、ウォーキングや筋トレなどで運動量を増やし、ストレスを軽減する目的でアロマテラピーの資格や、漢方薬膳検定の資格を取り、正しい知識をつけました。
仕事以外でストレスをためないような生活を送るようになりましたが、そこまで努力をしても、体に一切変化はありませんでした。

まさか他の病気があるのでは、と不安になった私は内科で血液検査も行いましたが、アレルギー性鼻炎や喘息があるものの、検査結果はA判定でした。
「悪玉コレステロールも、血圧も正常。皆がこういう生活を送ってくれたら良いのにね」と内科の医師に褒められるほどでした。

回復に向けての転機

他に病気が無く、生理前の不調という症状にだけ困っていた私は、ある日インターネットで生理前の不調(PMS症状)に強い精神科があることを知りました。
早速そのクリニックに電話で予約をして、すぐに診察を受けました。

そこのクリニックの精神科の医師は、私と同じ世代の女性で、生理の話も生理以外の話もしっかり話を聞いてくれました。
その医師は「あなたの体質的に、加味逍遙散が合いそうですね」と言い、漢方の加味逍遙散を処方してくれました。
不思議なことに、以前服用していた『半夏厚朴湯』よりも『加味逍遙散』の方が飲みやすい味だと感じました。

症状にも効果があり、『加味逍遙散』を1カ月程服用後、同じ医師に再診して貰い「強い苛立ちや不安感は少しずつ減っている気がします」と報告をすることができました。

素敵な医師と出会えたことで安心したことも、精神的に良かったのかもしれません。

まとめ

加味逍遙散を服用する以前、生理前になると些細な事で夫と激しい口論をしたり、訳もなく涙を流すこともありましたが、加味逍遙散をしばらく飲み続けてからは、そのようなことが無くなったので、生理前の生活がとても楽になりました。

その後も、漢方の処方やカウンセリングの為、3カ月に一度ほどそこの精神科へ通院をしています。

加味逍遙散は、構成生薬に山梔子(サンシシ)という成分を含む為、長期間の服用を続けると腸管膜静脈硬化症という副作用が出る可能性があるので、医師も私も、体調に変化が無いか日々気を付けるようにしています。

PMSや似たような症状で悩んでいる方へ

現状が中々変わらずに悩んでしまう時は、今服用している薬や受診する科を見直してみるのも良いかもしれません。

生活習慣を改善することはもちろんですが、精神的な安心感は回復していく上で重要だとも思います。

これを読んだ皆様の転機のきっかけになれれば幸いです。



カテゴリー:体験談

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