【ep120】うつ病から社会復帰を目指して【自分に合う内服薬を見つけよう】

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

私は現在20歳で、フリーターとして過ごしています。

小さなころから何も病気をせず比較的健康に生きてきましたが、社会人2年目の中頃でうつ病と診断されました。

この記事では私がうつ病になった経緯を話していこうと思います。

もくじ

症状が出るまでの様子

私は商業高校を卒業後、1部上場企業に就職しました。

ちょうどコロナ禍で思うような研修もできず、その後本配属となったのは希望とはかけ離れた部署でした。

それでも私はいつか希望の部署に移動ができるよう、慣れないながらも一生懸命に働いていました。
しかし無理をし過ぎてしまったせいか、6月の末頃にストレス性の胃腸炎になってしまい、夏の終わりごろにやっと治りました。

思えば、この後からだんだんと体に不調が出るようになりました。

例えば、座って仕事をしているのに息苦しく過呼吸になりそうになったり、仕事が難しく泣きそうになってしまうこともありました。
仕事をしている日中だけではなく、夜でも過呼吸になってしまう日がありました。

そんな日々でしたが、1月には希望している仕事と近い部署への異動の話が来たのです。
『希望している仕事に近いので異動すれば、この苦しさはなくなるかもしれない』と思い、異動することにしました。

そして、4月から新しい部署で働き始めました。

最初のころは覚えることに夢中で集中してとても楽しく仕事ができていましたが、だんだんと息苦しさやそわそわ感などが気になり、仕事に集中できない日々がまた始まったのです。

また、元々寝つきが悪いのですが次の日のことを考えると不安に押しつぶされそうになりどんどん眠れなくなっていきました。

しかし、当時の私はこれらの違和感を気のせいだと自分に言い聞かせてしまい、何か対策を取るなどをせず放置してしまいました。

受診時の様子

訳のわからない症状に悩まされ始めて約半年経った頃、現状に限界を感じた私は付き合っている彼に相談することにしました。

私に起きた症状などをもとに調べてくれた結果、精神的なものの可能性が高いと言われ、ここでようやく精神科を受診することに決め1か月後に予約を入れました。

最初の診断では、うつ病気味だと診断されました。

2か月後に再度受診した際には病状が良くならず、正式にうつ病と診断され休職することになりました。
また、休職中の上司から復帰をせかすような連絡が辛く、結果的に仕事を辞めて現在のフリーターに至ります。

うつ病になって感じたこと

私はどこかで自分は精神疾患にはならないと思っていました。

ですがそれは間違いで、多くの人が言うように誰でもなる可能性はあります。

今思えば、小さいころから真面目だけが取り柄で、今回も早く会社になじもうと知らず知らずのうちに無理をしていたのかもしれません。

ですが、私自身なぜ今回うつ病になったのか、本当の原因ははっきりわかっていません。
なんとなく、環境の変化などたくさんのことが重なりうつ病になったのだと思いますが、確証を持てません。

実感した症状

病気になり、今まで楽しかったことが楽しめなくなったり1日中希死念慮との闘いだったりと、うつ病と聞いて想像していた症状より何倍も辛いことがありました。

また、予想外な症状もありました。

まったく寝られない日が多いのに急に1日のほとんどを寝て過ごしたり、食欲がない日が続いたと思ったら過食傾向になったりと、自分の体がコントロールできなくなっていったのです。

更に、とても疲れやすくなり少し買い物に出かけただけでも夜まで動けなくなってしまったりと体力も精神的にも削られていく日々を過ごしました

治療の様子

私の場合は、内服薬を使っての治療がメインでした。

自分に合った薬が見つかるまでは大変で、最初の頃に処方された薬は飲むと昼間にもかかわらず異常な眠気を感じて全く仕事にならない状態になりました。
効きすぎているからと弱い薬に変えて貰っても、そわそわ感や希死念慮を感じてしまい仕事になりません。

治療に専念するために休職をしたころだったので、最初のうちは休むことへの罪悪感から死ぬことばかりを考えてしまい、1日がとても長く感じられていました。

その後、仕事は辞めてしまいましたが自分に合った薬が見つかったこともあり、少しずつ日中でも家事などで動くことができるようになりました。

今では家の家事をしながらクラウドソーシングなどで仕事をし、アルバイトやパートなどの短時間の仕事や、在宅でも可能な仕事を探して社会復帰を目指しています。

まとめ

うつ病に完治はなく、寛解というのが正解です。
無理な生活を続けてしまえば再発してしまうかもしれないからです。

私は今のところ薬を飲んでいればほとんど日常生活に支障はありません。

しかし、まだ外で働くのは怖いので在宅でできる仕事や単発のアルバイトなど体調と相談しやすい生活を送っています。

いずれは長期の派遣社員などと在宅でできる仕事を並行して行い生活できればと思っています。

うつ病で悩んでいる方へメッセージ

うつ病と言われてショックを受ける方も多いと思います。

自分ではわかっていなくても無理してしまっているのかもしれません。

人に頼るのが難しくてできない人もいると思いますが、ぜひ周りの人を頼って、自分だけでなんとかしようと思わないでください。

絶対に助けてくれる人がいるはずです。

薬をしっかり飲んで、自分のやりたいことだけをやる時間をたっぷりとってください。
合う薬が見つかったら、自分の動きたいように動けるようになる日が来るはずです。

頑張らなくていいので、あきらめず少しずつ行きましょう。



カテゴリー:体験談

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