【ep121】大学生のうつ病体験談【3つの要素が安定に導いてくれた】

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

初めまして、私はMと申します。
年齢は22歳で大学生、喫煙歴・飲酒歴・既往歴はありません。

私は現在もうつ病の治療を続けていて、セルトラリン100㎎を服用して症状を安定させています。
以前は5種類の薬を服用していましたが、あまり効果がないためセルトラリンに変更しました。

この記事では私が8年にわたって経験したうつ病の話をしたいと思います。

もくじ

うつ病とは

うつ病は目に見えない病気のため『怠けている』『気の持ちよう』と周囲から思われることがありますが、れっきとした精神病です。

症状は人それぞれ違いますが、倦怠感気分の落ち込み幸せを感じられない集中力の低下イライラするなど様々な症状が現れます。

私の場合は主に倦怠感・集中力の低下・意欲の低下が顕著に現れました。

特に倦怠感の症状が辛く、日常生活を行うことができない程で一人では立ち上がることも難しく、周囲の手を借りないとトイレにも行けませんでした。
頑張って学校に登校しても倦怠感のせいでイスに座っていることも辛く、集中力の低下により授業を聞くことも難しかったです。

実際にうつ病になって感じたこと

病気になる前はうつ病=甘えと考えていましたが、自分がうつ病になって甘えではなくとてもしんどい病気だと実感し、何よりも健康が大事だと感じるようになりました。

私がうつ病になった理由は、高校受験です。

自分の将来を良いものにしたかったのでしんどくても受験勉強を頑張りましたが、その結果うつ病を発症し、地獄のような日々を送ることになりました。

私は今でも身体を一番に考えて行動しなかった事をとても後悔しています

うつ病の経過と治療の様子

発覚した頃の様子

私の病気が発見されたのは中学3年生の秋のことでした。

高校受験のために塾で勉強している時、急に頭が回らなくなり今まで感じたこのない倦怠感を感じました。

異変に気付いた私は母親に相談して神経外科を受診し、そこでうつ病と診断されました。

この時、私は診断を受けても何とかなるとどこか楽観的に考えていました。
なぜならうつ病などの精神病は自分の意思で治すことができると思っていたからです。

思うように進まない治療

うつ病と診断され、医師から薬を処方してもらいました。

薬はどれも錠剤タイプだったので服用することに全く抵抗はありませんでしたが、思うような効果は現れませんでした。

それどころかうつ病の症状は日に日に酷くなっていき、ついには立ち上がることもできなくなり学校に登校することができなくなりました。

うつ病を発症して半年が過ぎた頃、薬物療法以外に光療法という治療法も始めました。

光療法とは太陽光などの光を浴びることで体内時計を調節して治療していくものでしたが、これも効果がありませんでした。

転機

毎日死にたいと考えながらベッドの上で一日を過ごす生活が続いていたある日、私にとって大きな変化が起きました。

それは母が拾ってきた1匹の猫との出会いでした。

一人で私が寝ていると傍に寄ってきて一緒に寝てくれました。

そんな猫の姿を見ているうちに「明日も生きてこの猫に会いたいな」と思うようになり、死にたいと考えることがなくなりました。

そのおかげか、毎日自分のできる範囲で運動したり勉強したりできるようになり、学校にも通えるようになりました。

その後、効果を実感できる治療法も

その後は気分の浮き沈みがありながらもなんとか高校を卒業し大学に進学しました。

大学生活も気分の浮き沈みがありながらも充実した生活を送っていましたが、大学在学中にもっとうつ病の症状を軽減したいと思い2つの行動をしました。

1つ目の行動はTMS治療です。

TMS治療とは、頭に磁力を当てて脳の機能を活性化させるという治療法です。
このTMS治療は非常に効果を感じることができました。

特に効果を実感できたのは最初の1・2回目で、まるでうつ病になる前の状態に戻ったように感じられるほど頭が軽くなり、あまりの嬉しさに涙が出ました。

2つ目の行動はチョコラBBを毎日飲むことです。

元々肌を綺麗にするために飲み始めましたが、飲み始めてすぐにうつ病による倦怠感や気分の落ち込みがマシになったのを感じました。

まとめ

うつ病になって8年が経ちました。

中々症状が改善されない中、私の生活を安定に導いてくれた3つのものがあります。

それはTMS治療チョコラBBです。

現在もうつ病の症状が出るので治療を続けていきますが、安定した生活を送れているのでこのままの状態を維持していきたいと考えています。

うつ病で悩んでいる方へ

うつ病はとても辛い病気です。
自分の力だけではどうすることもできません。

今まで出来ていたことができなくなり、自己嫌悪に陥ってしまう時もあると思います。

辛いですよね、でもあなたは十分頑張っています。

なぜなら、今まさに生きてこの記事を見ているからです。

例え仕事が出来なくても周囲の人に迷惑をかけていてもあなたは生きている。

生きている、ただそれだけで十分です。

私から伝えられることは励ましの言葉でもアドバイスでもありません。

生きてください、それだけがうつ病で苦しんでいる方へ伝えたい言葉です。



カテゴリー:体験談

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