【ep125】パワハラで抑うつ状態⇒自律神経失調症【前向きな気持ちは治療への原動力】

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

◎この記事の中の人プロフィール◎
【年齢】30代男性
【職業】会社員
【疾患名】抑うつ状態⇒自律神経失調症

皆様はじめまして。
私は約5年前、職場でのパワーハラスメントが原因で抑うつ状態から自律神経失調症を発症しました。
今では以前の状態に近い日常生活を過ごすことができ、こうして元気に文章を書けるようになっています。
今回はその経緯や治療法、病気になって感じたことを私なりにお話しできればと思います。

もくじ

発症と症状の経過

発症前の生活習慣

当時は営業として、体育会系のごとく忙しない日々を送っていました。
そこでの生活でパワーハラスメントと睡眠不足、多忙による焦燥感からくるストレスが原因で体に異変が起きてしまったのです。

睡眠不足は、上司に深夜0時ごろまで仕事や雑談に付き合わされることが多く、また自身でも帰宅後に深酒をしてしまい、睡眠を4~5時間程度しかとらない日々を過ごしていました。
今思えば、これで健康に過ごせるほうがおかしいですよね。

こんな毎日が続き、ついに体に異変が起きました。

症状としては、『動悸、めまい、息切れ、倦怠感など』で、とくに倦怠感は著しく、膝に手をつかないと立てないこともありました。

そして、ついに勤務中に倒れ、救急搬送されたのです。

抑うつ状態と診断された頃の様子

倒れたため、しばらくは回復のための休職となりましたが、内心では今の仕事は辞めようと決意していました。

休職期間で心療内科を受診し、そこで『抑うつ状態』との診断を受けました。

正直、自分が診療内科にお世話になると思ってもいなかったですし、うつになるとも思っていませんでした。
それくらい体は傷ついていたんだと思います。

今でもよく覚えているのですが、最初の受診時に特に指定もなく『木』の絵を描くテストを受けました。
その時に私が描いた木は幹と枝だけの枯れきった木で、まさに私の心を表していたのだと印象的でした。

抑うつの症状は主にメンタル部分に出て、私の場合は倦怠感と焦燥感がメインでした。
「ああ、このまま俺の人生は終わっていくのかな」なんて思う日々が続き、外出もあまりできなかったです。

しかし、治療をしっかり続けたおかげで徐々にですが回復することができ、退職の意思を伝えてパワハラ上司のいる職場を去ることができました。
その後、次の仕事も無事に決まり晴れて社会復帰を果たすことができたのですが、本当の地獄はこれからでした。

自律神経失調症に悩む日々

社会復帰を果たした約2年後、今度は『自律神経失調症』に悩まされました。

自律神経失調症は正式な病名ではなく、一説によるとあまりにも多くの症状があるので該当する場合に暫定的にそう呼ばれるそうです。

私自身も多くの症状がでました。
めまい、頭痛、息切れ、動悸、火照り、焦燥感、肩こり、首こり、睡眠障害etc…
更に、これらの症状は同時に出るわけでもなく、それぞれが入れ代わり立ち代わり場所を問わず現れます。
抑うつ状態に悩まされた頃よりも大変でした。

特にきつかったのは、職場で起きた『動悸、めまい、焦燥感』でした。
朝礼の時間は立っているのがつらくなるし、会議でも症状のせいで卒倒してしまうのかと思うと、その場でじっと座れなくなります。
また、トラウマ性があるようで同じ場所に行くこともつらかったです。
症状が出ている時は、周りから見るとただ怠そうな様子だったので、仕事をさぼっていると思われていたかもしれません。

職場を出て一人で車を運転している時は症状が出ないので、人と接する状態などで過度なストレスを感じると症状が出ていたように思います。

休日でも、外出すると症状がでて立っているのがつらくなるので億劫になり、家に引きこもるようになってしまいました。

症状が軽減したきっかけ

自律神経失調症について、自身でもいろいろ調べたり接骨院などの病院も受診したりと1年ほど様々な治療法を試しましたが、どれも思った効果を得られませんでした。

そんなある日、とある治療院との出会いで私の症状は劇的に改善しました。

自律神経失調症の原因は、身体の歪みや食生活などの生活習慣とも言われていますが、その治療院の先生は首こりが原因との説を唱えており、治療法もとにかく首をほぐすことに注力しました。

1年ほど治療に通い続けた結果、ようやく症状も落ち着き生活も元の状態に戻すことができました。
今でもたまに症状が出ることもありますが、仕事も日常生活も支障なく送れています。

トラウマ性のある病気だからこそ逆も然りで、改善したという自覚が症状緩和に良い効果をもたらしてくれた様にも思えます。

同じ症状で悩まれている方へのメッセージ

私がこれらの病気を経験して思ったことは主に2つあります。

1つ目は『病気であることを認めて、付き合い方を変えること』です。

病気を患った事実はつらいと思います。
しかし、それを重く受け止めすぎても病気は治るどころか逆効果になる場合もあります。
なので、まずは病気になった事実を受け入れ、そんな自分も認めていけると良いと思います。
私の場合は病気と友達になるような感覚で付き合い「病気になっても私は私。症状もいずれ良くなる!」と前向きな気持ちで過ごしていました。

2つ目は、上記にもありますが『いずれ良くなると信じること』です。

改善方法を探したり様々な治療方法を試すための意欲、つまりポジティブな行動の原動力になります。
しかし、あまりにも思い込みすぎるとプレッシャーになってしまうので、心の隅に留めておく程度で良いと思います。

以上はあくまでも私の経験なのですが、みなさまの一助になれば幸いです。

最後に

いまこの記事を読んでいる方の中には、少しでも症状を改善したくて色々と試されている方もいると思います。

私は医者ではないので、あくまで経験則でのお話になりますが、治したいという気持ちがあればきっと大丈夫です。

やまない雨はありません。
頑張りすぎず、頑張ってください。

最後までご覧いただきありがとうございました。



カテゴリー:体験談

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