【ep106】更年期障害の乗り切り方【うまく付き合うことで緩和】

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

もうすぐ50歳になるというときに、「これって更年期障害かな」という症状が次々と現れ、その症状に悩まされました。

それから5年以上経ちますが、今でもいくつかの症状がでることがあります。

症状が現れてから現在にいたるまでの治療や対応策をお伝えします。

更年期障害とは

更年期障害とは、閉経をはさんだ前後10年にあらわれてくるさまざまな身体的、精神的な不快な症状で、日常生活に支障をきたします。

女性ホルモンが急激に減少することで自律神経に影響して起こる不定愁訴で、
原因不明のイライラ
身体のほてり
めまい
動悸
不眠
腰痛
関節痛
などが代表的な症状です。

40代後半から50代くらいで更年期障害になることがあるとは聞いていましたが、自分には無縁のものだと思っていました。

実際に更年期障害の症状が出始めてから、病院を回って原因を調べ、治療を試みて思ったことは、原因がはっきりしない症状が続くことへの不安感でした。

症状の様子

私自身、更年期で様々な症状が出たので、症状別に様子をご紹介します。

体の痛み

まずは、腰痛がひどくなりました。
整形外科で検査をしても、異常がないということで、せいぜい湿布を処方されたくらいでした。

次に痛みを感じるようになったのは、鼻の奥です。
最初は風邪かな?と思いましたが、炎症が起きたときとはちょっと違う感じの痛みでした。
耳鼻科を受診して内視鏡でみてもらいましたが、こちらも特に異常はありませんでした。

食欲不振

更年期の症状がではじめたころから、極度の食欲不振になりました。

周りの人にも心配されて、胃カメラ腸のエコー検査をしましたが、結果は異常なし
食べないので、当然体重が減ってしまい、2か月で4~5kgくらい体重が落ちてました。

久しぶりに会う人たちからは、「どうしたの!?」と驚かれるほど見た目の様子も変わっていたようです。

めまい・動悸

動悸も感じるようになりました。
朝目が覚めると、「ドクン、ドクン」という拍動が胸部だけでなく、耳のあたりでも感じるようになりました。

そうすると、息苦しさもでてきます。

めまいは、熟睡できない日が数日続いたり、疲労が抜けないときに起こるようになりました。
起きて活動できないほどでもなかったのですが、姿勢をかえたり、頭の向きをかえたりするときに、クラクラとしてしまいます。
病院でみてもらい、めまい止めの薬を処方されましたが、ほとんど効果はありませんでした。

うつ症状

一番つらかったのは、精神症状の不調です。

イライラしたり、怒りっぽくはなっていたのは自覚していましたが、普段の生活で無理をしていたのでしょう、それを見て見ぬふりをしていました。

ある日、仕事が終わって帰ろうと車に乗ったとたん、訳も分からず号泣してしまったのです。
なんであんなに泣いてしまったのか、今でも不思議です。

まともな精神状態ではないことが自覚できたので、とりあえず心療内科へ。
2週間おきに通院し、抗うつ薬を処方されました。

サインバルタ、リフレックス、ジェイゾロフトといった抗うつ薬を処方されましたが、どれも副作用が気になって服用を中止しました。

最終的に選んだ治療

精神症状を含む不定愁訴には漢方薬がよい、ということを知ったので漢方薬を飲むことにしました。

・不眠やイライラがひどいときには、加味逍遥散
・食欲不振には六君子湯
・めまいや動悸には苓桂朮甘湯
を服用しました。

メンタルの状態の改善や痛みの軽減には、アロマオイルを使ったマッサージはかなりの効果がありました。

今でも続けているのは、ホルモン補充療法です。
動悸はほとんど感じないくらいになり、不眠もある程度改善されています。

もちろん、ホルモン補充療法には不正出血などの副作用はありますし、乳がんなどのリスクがあります。

ですが、将来のリスクを心配して今を犠牲にするよりは、きちんと定期的に乳がんや子宮がん検診を行って、少しでも元気に毎日を過ごせるほうがいいと思っています。

まとめ

今でも症状が現れることがありますが、一番つらかったときほどの苦痛はありません。
一通り経験してきたことはなんとか対応できるようになりました。

不調に慣れたこともあるでしょうが、症状がつらいときには無理をしないことにしています。

予防策として、
規則正しい生活を送る
できるだけ体を動かす
趣味を楽しむ
ということを心がけています。

更年期の症状で悩んでいる方へ

最後までお読みくださってありがとうございます。

更年期の時期には、子育てがひと段落したり、親の介護が始まったり、自分の置かれた状況が変わることがストレスになることがあります。

そのストレスが引き金になって更年期障害になることが多いようです。
私の場合もそうでした。

更年期障害の症状と格闘してきて出した結論は治そうとするのではなく、つきあっていくこと』だということです。

同じような症状でお悩みの方に、私の体験談が少しでもお役に立てればと思います。


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カテゴリー:体験談

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