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私たちの疲労を取り除き、心と身体を最高のコンディションにするために欠かせないのが睡眠です。

現代では、なんと約半数の方々が「寝つけない」「寝すぎてしまう」などのなにかしらの睡眠障害を抱えているようです。
今回の記事では、これまで1万人以上を施術し、睡眠へのアドバイスもしてきた整体師独自の視点から、寝つきが悪くて困っている方に向けて、今日から出来る「すぐに寝つけるようになるための3つのコツ」をお伝えしていきます。
もくじ
【寝つけるようになるためのコツ(厳選3選)】
その① 寝る前1時間のスマホ・PCを控える

スマホやパソコン画面から発せられるブルーライトというのは、太陽光のような刺激を脳に与えてしまうため、脳や身体が覚醒モードになってしまいます。
そのため、「寝たいのになかなか寝付けない」「眠りが浅くて疲れが取れない」などの睡眠障害に繋がります。
本来就寝前の時間は、出来るだけ脳をリラックスさせる必要があるので、寝る直前までスマホを見るというのは、それとは真逆のことをしてしまっています。
知らずにやってしまっている人、もしくは分かっちゃいるけど止められないという人は本当に多いです。
寝つきをよくするためは、まず最低でも寝る前の1時間はブルーライトを浴びないという習慣づけがとても大切です。
その② 日中の適度な運動で、身体のリズムにメリハリをつける

寝つき良く質の高い睡眠を得るためには、日中に適度な運動をすることがオススメです。
これはなぜかというと、体内リズムにメリハリをつけるためです。一日を通してずっと一定のリズムではメリハリがなく、昼夜の区別がつきません。
日中よく身体を動かすことで、夜間は静かにゆったりしたリズムになり入眠しやすくなります。
筋トレなどのハードな運動でなく、ひと駅分歩くなどの生活の中で出来るもので大丈夫です。
その③ 寝る前3分間の簡単セルフケアで身体をリラックスモードに切り替える

入浴後の布団に入る前に3分間、簡単なストレッチをすることで、全身の血流が良くなり、脳のスイッチをお休みモードに切り替えることが出来ます。
ストレッチが難しく感じる方は、3分間だけ自由に気持ちよく背伸びをしたり、寝ながらゆらゆらと気持ちよく揺れてみたりするということでも全然良いでしょう。それも立派なセルフケアです。
短すぎず長すぎずの「3分間」というのが続けやすく、丁度いいようです。
治療エピソード

「寝つきが悪い」という方は総じて、身体がゆがんでいる方が多いです。
身体にゆがみがあると、どうしても身体に無意識に力が入り、上手にリラックス出来ない状態になってしまいます。
まずは全身のゆがみを整えた上で、首から後頭部あたりをしっかり緩めると効果的です。
なぜかというと、身体を「覚醒モード」「お休みモード」という風に自動的に切り替えてくれる「自律神経」のスイッチは、首〜後頭部にあるからです。
「寝つきが悪い」という方は、大抵その首〜後頭部あたりがカチカチに硬くなってしまっています。
そしてここのポイントは、目の疲労が溜まるところでもあります。すなわち、寝つけない人というのは、目の疲労も関係しているという共通点もあります。
全身のゆがみを整えた上で、このあたりを入念にゆるめてあげると、自律神経のスイッチが自然と切り替わりやすくなり、上手にリラックスしやすい状態になり、寝つけるようになることが多いです。
改善エピソード

デスクワークのAさん(30代女性)
寝つきが悪く、慢性的な睡眠不足がお悩みでご来院されました。姿勢も悪く、お話を聞くと首肩や腰も痛くなることが多いとのこと。
全身をチェックすると、やはり全体的にゆがみがあり、胸郭が狭まっていて呼吸も浅く、自分自身では回復しづらい状態になっていました。
全身のゆがみを調整して、首〜後頭部を入念に緩めました。
そして、今回ご紹介した
①寝る前1時間はスマホを見ない
②日中の適度な運動
③寝る前に3分間セルフケア
を試していただいたところ、1週間も経たないうちに寝つきが良くなり、寝起きも良く疲労が取れやすくなったという嬉しいご報告を頂きました。
【まとめ】

いかがだったでしょうか。最後にもう一度、今回ご紹介した寝つきが良くなる3つのコツをおさらいします。
①寝る前1時間はスマホを見ない
②日中の適度な運動
③寝る前に3分間セルフケア
です。この3つのコツを是非、今日から試してみてくださいね。良い睡眠が取れるようになり、あなたの毎日が健やかでありますように!