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ここ最近は、ストレッチポールの認知度が高まってきました。
私も整体師(柔道整復師)という職業がら、クライアントから「ストレッチポールを使って、辛い肩こりや首こりを体を楽にしたい!」というご要望をお伺いすることもありますが、あなたはいかがでしょうか?
ストレッチポールは、胸や股関節など体の前面を効率的にストレッチできる便利な健康グッズの一つです。
しかし、せっかく購入したストレッチポールでも正しく使わないと、効果がいまいちだったり、かえって体調を悪化させてしまう原因になってしまいます。
「ストレッチポールでかえって体が痛くなった」という感想は、実は、ちらほら聞かれたりもします。
この記事では、肩こりや首こりを楽にするためのストレッチポールの使い方と、首を痛めずにストレッチポールを使う際の注意点についてお伝えします。
ストレッチポールを使ってみたけど、効果が感じられなかった方や、ストレッチポールを使い慣れていないという方は、ぜひこの記事をご覧ください。
もくじ
首を痛めないストレッチポールの乗り方と降り方
まずは、ストレッチポールの使い方の基本でもある乗り方と降り方についてお伝えします。
首に負担が少ないストレッチポールの乗り方
ストレッチポールに乗る場合は、縦に乗るのが基本です。
横にストレッチポールに乗る方法もありますが、慣れないうちはまずは縦にストレッチポールを使うようにしましょう。
頭がストレッチポールから出ないようにする
ストレッチポールを縦にして体の下に敷いた際に、頭がストレッチポールの外に出ないようにしてください。頭が、ストレッチポールの外に出ると、首を痛める原因になります。
首や背中を痛めないストレッチポールの降り方
ストレッチポールから降りる際は、体を横にスライドさせるように降りてください。布団から起き上がるように、まっすぐに体を起こしてしまうと、バランスを崩して首や背中を痛める原因になります。
次に、実際にストレッチポールの上で、体を動かしてみてくださいね。
ストレッチが終わった後に、「体がポカポカして、すっきりした~」と思っていただけるような方法なので、ぜひお試しください。
肩や首が楽になるストレッチポールの使い方
ストレッチポールをより効果的に使うには、呼吸を止めずに、いた気持ち良い程度でストレッチすることです。肩や首を楽にするためのストレッチポールの使い方の例を紹介します。
大の字でゆっくり呼吸をしてリラックスする
まずは、ストレッチポールの上で大の字になり、ゆっくり深呼吸をしてみましょう。リラックスをすると、以降でお伝えするようなストレッチの際に、体の緊張がほぐれやすくなります。
羽ばたき運動で、肩こりがすっきり
鳥が羽ばたくように腕を上下に運動をすると、肩の関節の可動域が上がります。腕を挙げる際は、手のひらを上向きにして、手が床から離れないようにして腕を挙げてください。
無理をせずに、いた気持ちの良い範囲で徐々に上がるようにしていきましょう。
肩甲骨を動かして肩周りを血行促進
腕を天井に突き上げるような動作をすると、肩甲骨周りの筋肉を刺激して血行促進できます。肘を曲げずに、肩甲骨を意識的に動かして、上下運動を繰り返してください。
「肩がガチガチでつらいな~」という方は、ぜひお試しください。
首をずらして首こりがスッキリ
首をストレッチポールの横にずらすと、首のストレッチになります。首のストレッチは、肩回りを緩めてから行った方がスッキリしやすいです。
ここまでで、基本的なストレッチポールの縦の使い方をお伝えしました。
とはいえ、「ストレッチポールを横に使うと、もっとスッキリしそう」とか、「ストレッチポールを横に使って猫背を矯正してみたい」という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、以降では、ストレッチポールを横に使って背中をストレッチする方法をお伝えします。
ストレッチポールを横に使って背中がすっきり
猫背の方は、丸くなった背中をストレッチポールでストレッチする矯正にもなり、背中がスッキリします。
ただし、骨粗そう症の方は、胸椎(背骨)骨折のリスクがあるので、行わないようにしましょう。
横のストレッチポールの使い方
ストレッチポールを横に使う場合は、大切な注意点が2つあります。ストレッチポールを使う場合は、2つの注意点を守るようにしてください。
また、ストレッチポールを横に使った方法は、体に与える負荷も大きいです。そのため、体の痛みが強くなる場合は、直ちにやめるようにしてください。
ストレッチポールを横に使う場合は、両手で頭を支える
ストレッチポールを横にして使う場合は、必ず両手で頭を支えるようにしてください。頭を支えないと、頭の重みで首が急激に後ろに曲げられてしまい、首を痛める可能性があります。
ストレッチポール横にして腰に敷くのは、基本的にNG
ストレッチポールを横にして腰に敷くと、腰を痛める原因になります。特に、ヘルニアや腰椎(腰の骨)に変形がある方が、ストレッチポールを横にして腰に敷いてしまうと、腰痛を悪化させてしまう可能性があるため、注意が必要です。
まとめ
ストレッチポールを正しく使うことで、首を痛めずに、肩や首のこりを楽にすることができます。
普段から、肩こりや首こりに悩んでいる方は、ストレッチポールを試してみてください。
ストレッチポールで体調が好転した体験談
私が整体師として施術を行う中でめまい、頭痛の症状の原因が首こりにある場合があります。
たとえば、交通事故でむち打ちになった際は、首に障害を負うことで、めまいや吐き気、頭痛を催すことがあります。同じように、首にこりができることで、首の痛み以外の症状に見舞われることは多いものです。
首こりを解消するためのポイントは、次の3点です。
・持続的に首に負担をかけないこと。
・首の疲労を取り、血行を良くすること
・可能な範囲で、猫背姿勢を改善すること
そして、以上の3点を満たすには、デスクワークの合間に、首を後ろに曲げて首を休憩させたり、今回紹介したストレッチポールを使い肩回りや首の筋肉をほぐすのがおすすめです。
日常的に首や肩の血行を促進するような習慣を付けることで、首こりの解消が期待できます。
実際に、ストレッチポールの習慣で首こりが解消されることで、めまいや頭痛も楽になったという方も多いです。
原因が良くわからないめまいや頭痛などの体の不調でお悩みの方は、まずは首こりを楽にするような取り組みを行ってみてはいかがでしょうか?
ライター名(ランサーズ名):東 大輔(柔道整復師・鍼灸師)
<経 歴>
2011年に、柔道整復師と鍼灸師の資格を取得後、2016年に鍼灸整骨院を熊本にて開業しました。
体の不調や痛みが楽になるためのサポートをしたり、健康についての啓発活動を精力的に行っています。
ひがし鍼灸整骨院ホームページ URL:https://higashini-omakase.com/
商品紹介
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カテゴリー:その他・予防法, 痛み, 整体師【痛み】, 柔道整復師【ストレッチ】
運営です。ブログ閲覧くださりありがとうございます。
ストレッチポールは学生の時に体育館で見かけてから接点がなく、使用目的もよくわかっていなかったので個人的に勉強になりました。
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